通夜のマナー

夜通し遺体とともに過ごすことを通夜といいますが、現在では夜通し棺を守るのは近親者に限られるようになっています。そのかわりに、通夜式のことを通夜と呼ぶ事が一般的になってきているようです。通夜式は本来身近な親しい人の集まりであり、とり急ぎかけつける場合は平服のままでもかまわないとされてきました。逆に礼装で訪れるのは不幸を予期していたようで失礼にあたるとされてました。しかし、現在では葬儀・告別式よりも通夜式を盛大に行なう場合も増えてきています。平日の昼間に行なう葬儀では仕事などの関係から会葬者が集まりにくくなっているからです。こうした場合には、通夜式が葬儀・告別式の意味を持ってくるので礼服で参列してもかまわないことになります。通夜では遺体を前にした時に、親しい間柄であったならば遺体に対面してお別れを述べたい気持ちになるのは分かりますが、遺族から勧められない限りは対面を控えるのが礼儀です。遺族から勧められた場合には、一礼をしてから遺体と対面するようにするべきです。対面が終わったらもう一度、一礼をして合掌、遺族に対しても一礼することを忘れずに。
お悔やみの言葉は、平凡でありきたりでかまいません。余計なことを言うと差し障りのあることを言ってしまう可能性もあるので、短くすませることが大切です。亡くなる前の病状などを、くどくどと聞くのも失礼です。また、現在ではあまり気にする人もいませんが、「なお、また、再び」のような忌み言葉と「度々、重ね重ね」のような重ね言葉は避けるべきだと言われています。お悔やみの言葉を例にあげれば次ぎのようなものになります。
「この度は誠に御愁傷さまでございます。突然のことでさぞやお力を落とされていることと存じます」「突然のことでお慰めの言葉もございません。心よりご回復を祈っておりましたのに、本当に残念でなりません」「この度は誠に残念なことになりまして、心からお悔やみ申し上げご冥福をお祈りいたします」

冠婚葬祭

        copyrght(c).冠婚葬祭専科.all rights reserved

スポンサーリンク