受章祝い・受賞祝い

受章とは、一般的に国から勲章や褒賞を贈られることをいうが、功績ある自衛官が防衛大臣から、警察官や功労ある市民が警察庁長官から、消防吏員や消防団員が消防庁長官から、記章を贈られるのも受章である。また、中央官庁が功労ある市民に記章を授与する場合もあり、勲章褒賞に次ぐ栄誉とされている。都道府県や市区町村、公共機関、公益法人などが贈る記章もある。これに対して受章は、刑事事件の犯人逮捕に功績があった際に贈られる警視総監賞のように公的機関から贈られるものや、文学賞や音楽賞など民間団体から贈られるものなど様々なものがある。受章祝いも受章祝いも、受章者の業績を讃えるためのものであり、お祝のしかたにあまり変わりはない。受章の知らせを受けたら、すぐにお祝の気持ちを伝えると良い。ただし大きな章の場合には、本人が対応に追われていることも考えられるので、電話や急な訪問は避けた方が良い場合もある。お祝の品は縁起のよいものを贈るようにする。祝賀会に招待された場合は、贈り物を会場に持参するのではなく、前もって自宅へ届けておくのが普通であるが、お祝金を贈るのなら会場の受け付け当日に渡してもかまわない。この場合の、のし袋は紅白の蝶結びの水引で、表書きは「祝御受章」でよい。ただし祝賀会が会費制で行なわれるのであれば、会費がお祝の代わりになるので特に贈り物をする必要はない。お祝をいただいた側のお返しは、祝賀会を開いた場合には受章の記念品などを出席者に渡すことが多い。また、お祝をいただいたのに、祝賀会を開かなかった場合や、祝賀会に招待できなかった場合にも記念品を贈ってお返しとする。勲章は、国家または公共に対し功労のあった人に贈られるもので、まず2種類あって、功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた人に贈られる旭日章と、公務等に長年にわたり従事し、成績を挙げた人に贈られる瑞宝章である。勲章にはそれぞれ等級がある。大勲位菊花章頸飾は日本における最高の勲章である。大勲位菊花章頸飾を在命中に佩用することができるのは天皇に限られ、皇族にも一般国民に生前授与されることはない。ただし、外国元首に対しては儀礼的な意味から生前贈与されることもある。日本国憲法施行後に、天皇、外国人を除いて授与された例は、吉田茂、佐藤栄作の2人の内閣総理大臣経験者が没後に追贈されているだけである。これに対し、大勲位菊花大綬章は、天皇以外の日本人が在命中に授与される最高の勲章であるが、皇族を除けば、授与された例は数えるほどしかない。勲章にはこの他に、文化の発達に関して特に顕著な功績のあった人に贈られる文化勲章、それに宝冠章がある。宝冠章には等級もあり、旭日章が男子に対してのみ授与されていたのに対し、宝冠章は女子のみに授与されていた勲章であった。しかし、2003年の栄典制度改正により、旭日章が女性に対しても授与されるようになったため、現在では宝冠章は皇族女子と外国人女性への儀礼的叙勲などに限定運用されることとなっている。勲章には6種類あり、勲章が天皇の名において授与されるのに対して、褒章は内閣総理大臣の名で授与される。褒章の種類は以下の通りである。
紅綬褒章 自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した人に贈られる。
緑綬褒章 自ら進んで社会に奉仕する活動に従事し徳行顕著なる人に贈られる。
黄綬褒章 業務に精励し衆民の模範である人に贈られる。
紫綬褒章 学術、芸術上の発明、改良、創作に関して業績の著しい人に贈られる。
藍綬褒章 公衆の利益を興した方又は公同の事務に尽力した人に贈られる。
紺綬褒章 公益のため私財を寄附した人に贈られる。

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