内縁

内縁とは、婚姻の意思をもって同棲し、実質的には法律上の夫婦と同様の生活をしながら、婚姻の届出を欠くために、法律上の夫婦とは認められない男女関係であるといわれている。たとえば、学生同士で結婚の意思なく単に性的関係を伴って一緒に暮らしている場合や、いわゆる妾を囲っている場合などは、ここにいう内縁には当らない。内縁は、普通、何らかの事情で婚姻届を出すことができない場合、たとえば後妻をもらったが、相続などの関係から、先妻の子供たちが入籍に反対している場合などになります。最近では、挙式後の早い時期に婚姻届を出す習慣が定着していますが、それまでの間も一種の内縁になります。内縁の不当破棄については、裁判所は内縁を婚姻に準ずる関係と見て、損害賠償の請求を認めています。そのほか、貞操義務や、同居・協力・扶助の義務なども認められています。しかし、いくら婚姻に準ずる関係といっても、婚姻届を出していない以上、法律上の夫婦と全く同じわけというわけにはいきません。たとえば、内縁の夫婦は氏が異なるし、お互いに相続権もない。しかし相続については、相続人が1人もいない場合には、内縁配偶者は特別縁故者として財産を受け継ぐ途が開かれている。なお、内縁配偶者を婚姻配偶者と同様に取り扱う法令が、社会保険関係の法令をはじめとして非常に多い。たとえば、国民年金法5条は、配偶者、夫、妻には、婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含むものとすると定めて、内縁配偶者に受給権を認めている。

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