婚姻の成立

結婚を正式にしたことになるのは、結婚式をあげたり一緒に暮らし始めたりしたときでしょうか、あるいは婚姻届を役所へ提出したときでしょうか。何によって婚姻が成立するかは、大きく分けると2つの考え方があります。1つは結婚式をしたり一緒に生活を始めたりすることによって婚姻は成立するという考え方で、事実婚主義と呼ばれるというものです。もう1つは、婚姻は法の要求する方式を踏む事によって成立するという考え方で、法律婚主義と呼ばれています。今日、多くの国では法律婚主義が採用されていますが、婚姻の際要求される方式については国によってさまざまです。わが国では、婚姻は届け出ることによって、その効力を生じるとされ、婚姻の方式として市区役所、町村役場に対する届出が要求されている。だから、たとえ多勢の人を呼んで豪華な結婚式をあげても婚姻届を提出しない限り法律上は婚姻をしたことにはなりません。婚姻の届出は、書面ででも口頭ででもすることができます。婚姻届は休日でも祝日でも受け付けてくれます。たとえ元旦であっても大丈夫です。婚姻は届け出た時に成立するということになると、甘い生活を夢見て婚姻届は書いたけれども提出の間際になって、気が変わるようなことも無いとは言えず、このような場合には婚姻の意思を撤回し、婚姻の無効を主張することが認められるか問題となる。この場合、届出の段階では婚姻の意思がないから婚姻は無効となりそうだが、それでは相手方があまりにも気の毒です。そこで、このような場合には相手方に婚姻をする気がないことを明確に伝えたり、戸籍係に書面で婚姻届を受け取ってほしくない旨の申し出をしたりしない限り、婚姻の撤回はできないとされています。何事も十分に相手を見極めた上で、婚姻届に署名することが大事です。

冠婚葬祭
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