近親婚

ある一定の近親間での婚姻は禁止されます。近親婚をタブーとするのは、現代だけでなくはるか昔の原始的な社会にもみられる1つの普遍的な現象といわれています。近親婚が禁じられるのは、血のつながりの濃い者同士の婚姻は障害児などの生まれる危険性が高いという優生学的な配慮とか、性秩序や親子関係をはじめとする社会的秩序を維持しようという道徳的配慮からだといわれています。近親婚にあたる婚姻については、婚姻届を出してもその受理を拒否されることになり、また、たとえ誤って受理された場合でもその婚姻は取り消すことができる。近親婚とされる範囲については国々で若干の相違がみられますが、我が国ではだいたい次ぎのようになっています。
父母、祖父母などの直系血族や兄弟姉妹、おい、めいなどの三親等内の傍系血族とは婚姻をすることができない。
舅、姑、継親などの直系姻族とは婚姻することができない。姻族関係を修了した後でも婚姻はできない。
養子は養親などの直系血族とは婚姻することはできないが、養親の実子などの養方の傍系血族とは婚姻することができる。
そこでまず、おじとめいは三親等の傍系血族だから婚姻は許されないが、いとこ同士は四親等の傍系血族だから婚姻することができる。次に妻と亡夫の兄ですが、これらは直系姻族ではないから婚姻できる。ただし、夫との婚姻が解消されていないような場合には重婚となるから婚姻できない。戦中戦後は家の維持のために戦死した夫の兄弟との婚姻はかなりあったといわれています。最後に養子と実子ですが、実子は養方の傍系血族となるので婚姻は認められる。実際にも家の血統維持のためになされる例は多いようです。

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