キリスト教式の弔問

儀式、しきたりをおもんじるカトリックと、聖書を重要視するプロテスタントでは、葬儀方法が違いますが、信者ではない一般会葬者の参列方法にはあまり差がありません。
 カトリック、プロテスタントとも仏式と同様に通夜の場合は略式喪服、葬儀は、故人との関係、葬儀の規模などによっては正式喪服にします。カトリックの女性の信者は、さらに黒いベールをかぶります。
 キリスト教の葬儀では、教会内で会葬者が棺を持つかたちになりますから、教会には少なくとも定刻の一〇分くらい前に到着したいものです。教会内にはいったら、近親者、来賓であれば最前列、一般会葬者であれば、空いている席に自由に座ってもかまいません。夫婦で参列した場合は、必ず並んで座ります。

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仏式と異なり、キリスト教式の葬儀は、信徒はともかくとして、一般会葬者にはまごつくことがたくさんあります。また、儀式の最中に、会葬者が聖歌や聖書の一部、祈りの言葉などを、いっしょに唱和しなければなりませんから、たいていの場合は式次第といっしょにプリントした物を、教会の入口で渡してくれます。知らなくても、このプリントを見ながら、いっしょに行なうのが、会葬者としての礼儀です。撒水などわからない儀式があれば、前の人の方法をよく見て行なうか、深く一礼するだけでもよいでしょう。
 キリスト教では撒水や献香が本来のしきたりですが、日本にはその習慣がないために、献花が行なわれています。最近では焼香をすることもあります。献花には白い花が用いられ、菊やカーネーションなどがよく使われます。
 キリスト教式葬儀では香典を包む習慣はなく、ほとんどが生花でしたが、最近では次第に、生花のかわりに香典を贈ることが多くなりました。表書きは「御花科」「御花環料」「御ミサ料」などで、銀の結び切りの水引きをかけます。
 キリスト教では、供花には生花の花輪がよく用いられます。生花店や葬儀社に頼めば用意してくれます。プロテスタントは、贈り主の名は出さないことになっていますから、名刺などを小さな封筒に入れて添えるとよいでしょう。
 キリスト教では、教会内には花以外の物は飾りませんから、仏式、神式の習慣で、教会の祭壇に供えてもらうつもりで持参しても、むだになってしまいます。 火葬が終わり、遺骨になって帰宅したら、喪家に持参するとよいでしょう。

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