埋骨と納骨

差し当たって墓地が購入できなかったり、造るまでに時間がかかったり、その他の理由で長期間埋骨できない場合には、寺院や霊園にある納骨堂に仮納骨しておきます。また、墓地のかわりに集合式、ロッカー式の納骨堂に永代納骨してしまうこともあります。
 埋骨は遺骨を墓におさめ、納骨は納骨堂におさめることで、仏式、神式、キリスト教式とも、儀式には違いはありません。というのは、本来は遺体のまま埋葬することを原則としているキリスト教や、葬儀当日に埋葬する神式が、日本の葬儀の八〇パーセントをしめるという仏式の中で、少しずつ変化していっているからでしょう。

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火葬した遺骨は家に小机に白布をかけた小さな祭壇を作って安置します。最近では葬儀社に頼むと、ボール紙でできた祭壇を用意してくれます。祭壇には遺骨、位牌、遺影を飾り、花やろうそく、線香などを供えます。そして毎日水と、できればご飯も供えます。
 仮納骨ほど長期ではなく、火葬当日だけ自宅で供養をし、次の日から三十五日か四十九日の埋葬まで寺に預けて、毎日の供養をしてもらうこともあります。
 自宅または寺に安置された遺骨は、初七日から四十九日までの七日ごとの法要のいずれかの日に埋葬します。四十九日が一般的な埋葬の日です。場合によっては、火葬後すぐに埋葬することもあります。また、仮納骨した遺骨は、一周忌または三回忌などの法要に埋葬するケースが多いようです。
 埋骨式は、埋骨する墓地に僧侶、遺族、近親者、友人などが集まり、線香、ろうそく、花、手おけに水とひしやくなどを用意します。最近では墓地内あるいは近くの花屋でそなえつけてある所が多くなりました。遺骨を墓の中におさめたら、参列者の手で墓に土をかけるか、コンクリートの納骨室の場合は蓋をします。そして花を供え、僧侶の読経の中を参列者が焼香します。
 神式は原則として火葬した日に埋骨、納骨しますが、自宅に安置しておく場合は、小机に白布をかけた上に遺骨をのせ、ろうそく、榊、洗い米、塩、お神酒、水、そのほか故人の好物を供えます。
 遺骨が墓におさめられ、土をかぶせ終わると、神識者の修祓、祭詞奉上のあと、一同拝礼、玉串奉奠で終わります。
 キリスト教では、土葬が原則なので遺骨の安置のしかたにしきたりはありません。花やろうそく、故人の好物などを供えるとよいでしょう。
 埋骨、納骨が終わると、神父や牧師による祈り、聖歌の合唱で終わります。

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