美しい形のマナー

 見て美しく、動いて無駄のない自然な動作が現代生活にあっている。
 まず、坐る・立つ・歩くという日常活動を現在の日本の生活様式にかなった方法で考えていきましょう。
 現在の日本の生活はアメリカナイズ、ヨーロッパナイズされた日本式とでもいえるような暮しぶりです。百年前の日本とは比較にならないぐらい複雑な生活様式になっています。
 衣・食・住、すべてにわたって和式と洋式の入り混った状態です。
 この生活環境での形の基本動作ということになりますと、見て美しく、動いて無駄のない自然な動作が時代に合っているといえるでしょう。

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 美しい立ち方のポイントは背筋にある。
 立つ姿勢の美しさは、何といっても背筋です。そして顎の線と目の表情です。足元を確かに揃えて、靴先を外側に向けずに立ちます。
 手は前に組みます。肩から肘までは胸を閉じる感じでくっつけて、自然に下して手先まで神経をこめて前で組みます。
 顎は直角になるように引き、目は一メートルほど先のほうをふぁーと見ます。ちょうど目の高さになるように見ます。上目づかいや下向き加減の視線は印象が暗くなったりして、落ちつきません。
 背がまるくなっていたり、腰が落ちていると、立ったときすっきりしないものです。骨盤から背筋がまっすぐに伸びきるように立ちます。
 坐るときは静かに、深くかけない。
 静かに坐ることの出来る人は意外に少ないものです。
 研修会などでよく見かける例ですが、立ったり坐ったりするときに、ドンと音が出るほど無神経な人がいます。
 体を前後左右に動かさずに、背筋を背もたれに平行にしてゆっくり静かに坐ります。
 腰を落してから、手を椅子の両端にかけて、膝行のときのように腰を浮かせて定位置を決めます。定位置とは、足を地につけて、膝が直角になるときです。
 よく椅子には深くかけて、といいますが、科学的ではありません。人により足の長さが違い、足元の浮いてしまう人もいますから、足の長さにより、腰の坐らせ方の深い浅いが決められます。
 定位置を決めたら、足をななめうしろに引いて靴先を揃えます。
 手は立つときと同じで、肩の力を抜いて膝の上に組みます。そのとき手先がゆるまないように、指をそろえて合わせます。
 背もたれは休憩のときに使います。最初からもたれた姿勢では失礼にあたります。
 人に会って十分間ぐらいはくずしません。また、正面に坐ると威圧的になりますから、少しだけずらせたほうがスマートでしょう。
 足は同じ流れになるように組む。
 足は人前でしばらくは組みません。これは前にお話した通りです。しかし休憩に入ったり、戸外の公園のベンチなどではステキな祖み方をしたいものですね。
 ポイントは、両脚を同じ流れにぴったりくっつけて靴先を引くことです。背筋はピンと伸ばします。背もたれに深く腰を入れ、上半身はまっすぐ立てます。
 こうすれば優雅で、品もでてきます。
 手の組み方は基本動作の応用です。脇から肘まではくっつけて、胸より下に組みます。
 鏡の前で見てごらんなさい。腕組みをする(胸の高さに組む)と男性っぽい感じで、下から肘を持って支える感じで組むと、優しい感じが出ますから。
 立っているときの休憩の足は交叉します。一方の足を支柱にして、もう一方の足を後にまわします。疲れない美しい組み方の一つです。

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美しい形のマナー/ 歩く時は腰からリズミカルに歩く/ 物を持つときは両手で指をそろえて持つ/ ゆっくり美しくかがむ/ エレベーターの閉じボタンは押さないほうがいい/ 何よりも美しいプロポーション作りが第一/ メークアップは個性的にT・P・Oを考える/ アクセサリーは目障りにならないように/ 職場でビーチサンダルはおかしい/ 香水は会う人の趣味にあわせる/ コートはオーソドックスなものをシックに/ キャリアウーマンの口元は美しい/ 明るい品のある声は笑顔でつくる/ 無理をした話し方は聞く人を疲れさせる/ 真実をゆがめたり、拡大して話さない/ あたたかい聞き方をすれば相手も素直に話す/ その場にいない人の噂話は中和剤を入れる/ 常識論や道徳論をふりまわさない/ もっと人を褒めることを覚えるほうがよい/ 相手を疲れさせない話し方を心がける/ 知ったかぶりは子供っぽく見られる/ 話を置かれないようにする/ 推測やあいまいな言い方はやめる/ 不快話も時には効果がある/ 清潔さが行き届いた職場が好感を呼ぶ/ ロビーは客に坐って待ってもらう所/ 室内では静粛と整頓を心がける/ セルフサービス食堂はルールを守る/ 現代の職場は女性中心/ 同性の悪口は言うべきでない/ 男性上司に馴れ馴れしくするタイプは嫌われる/ 後輩の女性は常に厳しい採点をしている/ 課外でのつきあいは二次会どまりが望ましい/ 仕事をすすめるマナー/ 客に物を売るのではなく相手を思う心を売る/ 客の心理を思いやった対応をする/ 有能なビジネスマンほど身だしなみ気を配る/ 名刺をもらう時は両手で出すときは片手で/ 車に乗るときは足から入らない/ 応接室はいつでも使えるようにしておく/ お茶は一人ずつ外まわりに出す/ お茶はさめないように工夫して出す/ 食事は客が好みを言いやすいように勧める/ 招待会では上級のマナーで接しないとそっぽを向かれる/ 招待されたら出欠の返事は早めに出す/ 贈って喜ばれる贈り物のマナー/ 必ずメモをとってから電話をかける/ 場所を教えるときは目印話法で区切って話す/ 声が聞き取りにくいときは「お電話が遠い」と聞き直す/ 社内の人からの電話には「ごくろうさま」を言い添える/ 自分のことは「わたくし」という/ 「どうもどうも」や「はい」を軽卒に使わない/ 生々しい言葉は婉曲に言い換える/ 職場ではあらたまった言い方が要求される/ まわりくどい表現は避けてビジネス感覚で話す/ 高飛車な言い方は会社の信用を傷つける/ ビジネスでは「我々」は使わない/ お客様に失礼な言い方はタブーである/ お客様の自尊心を傷つけない言葉を選ぶ/ 「ご子息様」はバカ丁寧な表現/ 「あなた」を「あなた様」というだけでやさしい言い方に/ 馴れ馴れしい言葉づかいは男性から毛嫌いされる/ 相手の食べる動作のときは「召し上がる」を使う/ 荒っぽい言葉は男性を幻滅させる/ 恋愛のマナー/ さりげない待ち方が好印象を与える/ 失恋に溺れないこと、月日が癒してくれる/ 豊富な話題で相手を退屈させない/ デートの費用の半分は自分で出す/ 恋のタブーを犯すと男性は逃げ出す/ みんなで楽しめるパーティーの開き方/ 独占欲にしばられた男性は息苦しくなる/ その人を愛しはじめたらじっくり考えて踏み出す。/ それぞれが自立した新婚生活のスタートが望ましい/ みんなで楽しめるパーティー2/ 食事のマナーの訓練は早ければ早いほどよい/ メニューを決めるときは必ずしもフルコースでなくてもよい/ グラスに口紅をつけないようにする/ ナプキンをアクセサリーのように使ってみる/ 食卓では気品をもって堂々と振る舞う/ 同席者の前では文句を言わない/ 日本の男性のマナーは最低/ ショッピングはこちらも買う品位を要求される/ おつき合いのマナー/ グループ交際は生活の幅をひろげてくれる/ 女同士で一生の友人関係を続けるためには理解が必要/ 一人暮らしの女性はスキのない生活態度を心がける/ 上司のお宅を訪問するときのおみやげは前日用意する/ お祝いの品は明るいうちに届ける/ 弔問にはできるだけ早く行く/ 上手なホテルの利用法/

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