テーブルマナーのポイント

 マナーは、くわしくいえばきりがありませんが、そのポイントは、つぎの点に尽きます。
 食事中は、周囲の人びとと楽しく話しあうこと。あなたは飢えた熊ではないのですから、わき目もふらず飲食に没頭してはおかしく見えます。プラトンの「シンポジウム(饗宴)」は、酒宴での討論です。飲食の場は談笑を楽しむもの、と心得ましょう。

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 自分のお皿にとった料理やつがせたワインは、残さないこと。乾杯用のシャンペンだけは飲めなくてもっかせますが、それ以外はいらなければ右手でさえぎって、ことわること。残すことは「味わってみたらおいしくなかったのでやめました」ということになり、招待主に対して、たいへん失礼になります。また、盛り皿から取りまわし式で取る料理は、あれこれ、エリ好みせず、手前のものを少し取ってください。
 ナイフ、フォーク、スプーンは並んでいる外側から順々に使うこと。もしまちがえて使っても、平然とそのまま押し通します。食事中にナイフとフォークを仮に置くときは、お皿の中で交叉して置きます。食べ終わったときは柄を右手前にして平行に斜めにそろえます。これが給仕人に食器を片づけよという合図なのです。
 床に落としたものは、自分で拾いあげないこと。体をかがめて、他人の足をのぞくような姿勢は禁物だからです。犬のようにはいつくばった姿勢でものを食べることも、もちろんタブーです。
 音をたてないこと。スープをズルズル音をたてながら飲むのは、きたならしく耳ざわりなので、とくにいやがられます。軽くすくって口へ流しこめば、少しも音はしません。スープにかぎらず、すべての飲みものやスパゲッティなども、ぜったいにすすらないように。
 さて、以上の点をキチンと守ってくだされば、テーブル・マナーの基本はOKです。こうしてみると、むずかしくてめんどうだ、と敬遠しがちなテーブル・マナーも、たいしたことないと、自信がおつきになったことと思います。このほかにも、食べる速度を同席者とあわせることとか、みだりに席を立って中座しないとかの心得も必要ですが、ようは常識の問題でしょう。

冠婚葬祭
テーブルマナーのポイント/ パン皿は必ず左側にある/ 魚料理は裏返さずに食べる/ パンはサラダが終わるまでに食べる/ 他人の失敗は見ないフリ/ 注文は男性が行う/ おごられるときは相手に合わせて注文する/ 懐石料理では右隣の人のするとおりにする/ 日本の食器は必ず両手で扱う/ 話しことばのルール/ お祝いとお悔やみでは紋切り型をさける/ お見舞いでは相手の心中を察する/ 上手にクレームをつける/ 敬語には三つの種類がある/ まちがい敬語/ 電話では平均したやわらかい調子で話す/ 視線のくばりかたにはルールがある/ おじぎするときも相手の顔を一瞬見る/ 肩の線が気品の決めて/ 左右対称を崩すとリラックスした感じに/ 立ち姿を美しく見せる/ スマートな座り方/ 部屋の出入りのマナー/ 洋間にも日本間にも上座がある/ 襖の開け閉めの作法/ 職場で人間関係をつくる/ 理想的なOLの条件/ 職場での思わぬ被害/ 名刺を受け取るときは両手で/ 紹介は目下の人を目上の人へ/ 遊び場でこそマナーを守る/ 自動車では後部の右端が最上席/ 飛行機の旅で注意したいこと/ ホテルで気持ちよく過ごすために/ パーティーは出会いの場/ 招待状の返事はすぐに/ ビュッフェでは欲張らない/ お見合いを成功させるコツ/ お見合いの重要な決め手は会話/ お見合いの結果はすぐに仲介者に報告/ デートの断り方/ デート費用は割勘で/ 絶対に口論は避ける/ 正しい姿勢/ おじぎの仕方/ 握手の仕方/ 立ち方と座り方/ 襖の開け閉めと歩き方/ 言葉づかいのマナー/ 呼び方/ 忌み言葉と禁句/ 旅館・ホテルでのマナー/ 列車・バスでのマナー/ 訪問に際して/ 訪問先の玄関では/ 訪問先の客室では/ 辞去のしかた/ お客を迎えるときは/ 客室への案内/ 客のもてなし方/ お客のお見送り/ 手紙の書き方と作法/ 贈答のマナー/ 贈り物の届け方と受け方/ 贈り物のお返しは/ 紹介のマナー/ 面接による紹介/ 家庭のルール/ 夫婦間のルール/

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