葬儀で世話になった人へのお礼

 葬儀では、多くの人にお世話になります。僧侶などへの謝礼、葬儀委員長(世話人代表)や会計係、受付、接待などお手伝いをしてくださった人たちへのお礼はもちろん、霊柩車やハイヤーの運転手など葬儀に際してお世話になった人には、そのつど心づけを渡すのが習慣となっています。
 心づけは、先方に不幸があったわけではないので、不祝儀袋よりは、半紙で包むか白い封筒に入れて渡したほうがよいでしょう。白黒の結びきりの水引が印刷された、略式の小型不祝儀袋を使うこともみられます。表書きは「志」がふさわしいでしょう。
 なお、近所の人たちにもお世話になったり、車や人の出入りなどで迷惑をかけていますから、葬儀が終わったらあいさつにまわります。

スポンサーリンク

 仕事別にいくつか、心づけの金額の目安をあげておきましょう。
 霊柩車の運転手 - 3千〜1万円程度
 ハイヤー・タクシーの運転手 - 2千円程度
 マイクロバスの運転手 - 3千〜5千円
 火葬場の係員 - ひとり4千円〜、まとめて1万円程度
 休憩所の係員 - ひとり3千円
 葬儀社の担当者 - ひとり3千〜5千円
 これらの心づけは、前もって会計係などへ渡しておきましょう。
 また、仕事としてお世話になった人とは別に、葬儀委員長や会計係などをしてもらった人へは、現金では失礼にあたるので、後日お礼の品を侍ってあいさつに伺うか、丁重なお礼状を添えて香典返しといっしょに商品券などを贈るようにします。
 なお、友人・知人などでお手伝いをしてもらった人へは、葬儀後の精進落としの席で、その労をねぎらいましょう。最近では、お手伝いをしてもらった人へ、ひとり3千〜5千円程度の現金かギフト券を包むこともみられます。
 会葬礼状は、葬儀・告別式に参列してくれた人へのお礼のあいさつ状です。本来は後日、あいさつに伺うか、あるいは礼状を郵送するものですが、最近では告別式の帰りに手渡すことが多いようです。封筒に入った礼状とともに清めの塩、ハンカチやテレホンカードなどがセットになっています。事前に人数分を葬儀社へ頼んでおきましょう。
 会葬礼状は、黒枠のついたはがきにあいさつ文を印刷し、喪主と、親戚一同や葬儀委員長などとの連名で出すのが一般的です。なお、郵送の場合も、一重の白色の洋封筒に入れて送りましょう。この場合、封筒の後ろの合わせは左前になります。
 清めの塩は日本独特のもので、塩にはけがれを清める力があるとされています。火葬場から戻って家に入る前に、自宅に残っていた人から、ひしやくで手に水をかけてもらい、胸や背中に塩をふりかけてもらいます。最近は、塩をふりかけてすますことが多くなっています。

冠婚葬祭
贈答の目的/ 贈答を送るタイミング/ 贈り物をいただいたらお礼を/ 水引・のし・表書き/ 婚約を表す形/ 結納品と結納金/ 結納の取り交わし方/ 挙式の引き出し物とお返し/ 結婚式でお世話になった人へのお礼/ 仲人へのお礼/ 新居の近所へのあいさつまわり/ 結婚祝い金/ 結婚祝い品/ 仲人からのお祝い/ 出産祝い/ 出産祝いのお返し/ お七夜と命名の贈答/ お宮参りの贈答/ 初節句の贈答/ 初誕生日の贈答/ 七五三の贈答/ 入園・入学祝いの贈答/ 卒業・就職祝いの贈答/ 成人祝いの贈答/ 結婚記念日の贈答/ 長寿祝いの贈答/ 誕生祝いの贈答/ お年賀とお年玉/ バレンタインデーの贈答/ 母の日と父の日の贈答/ クリスマスプレゼント/ お中元とお歳暮/ 新築祝い/ 開店・開業祝い/ 昇進・栄転祝い/ 定年退職祝い/ 受賞・当選祝い/ 発表会・展覧会/ 病気見舞い・けが見舞い/ 快気祝い/ 災害見舞い/ 陣中見舞い/ 訪問の手土産/ 季節の贈り物/ 帰省の手土産/ 引っ越し/ 医師へのお礼/ 先生へのお礼/ 心づけ・チップ/ 外国人へのプレゼント/ 不祝儀の贈り方/ 仏式の葬儀/ 神式の葬儀/ キリスト教式の葬儀/ 僧侶・神官・教会へのお礼/ 葬儀で世話になった人へのお礼/ 香典返し/ 年忌法要/ 法要のお礼/ 形見分けと新盆/

        copyrght(c).冠婚葬祭専科.all rights reserved

スポンサーリンク