病気見舞い・けが見舞い

 贈答のマナーの基本は、先方の立場になって考えるということですが、とくに病気見舞いは、思いやりの気持ちが大切です。
 お見舞いに行く前には、必ず家族や病院のナースステーションなどに容体や面会時間を確かめます。容体が思わしくなかったり、まだお見舞いを受け入れるまでに回復していないようなら、手紙に託してお見舞いの気持ちを伝えましょう。お見舞いの品も、自宅に届ける心づかいを。

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 お見舞いの際には、面会時間は10分〜15分程度で切り上げるようにし、会話も病人をいたずらに不安にさせたり興奮させる話題は避けましょう。
 お見舞い品は、病気の種類や病状などによって異なります。迷うようなら、1度お見舞いに行き、必要な品や希望の品を聞いて、後で贈ってもよいでしょう。
 身内の人やごく親しい人以外は、入院直後、あるいは手術の前後のお見舞いは控えるのがエチケットです。入院後1週間過ぎたころ、家族や病院に容体を聞いてから訪ねるようにします。骨折などのけがなら早めにお見舞いに行ってもかまいませんが、内臓系の病気では、入院後も検査や手術が続き、落ち着きませんから、ある程度元気になってからのほうがよいでしょう。この場合、長引くようなら、とりあえずお見舞いの手紙を出し、お見舞い品は自宅へ届けます。
 お見舞いの金額は、親戚で1万円、知人・友人で3千〜5千円程度が目安です。病気見舞いというと、花や果物が多いようですが、花にはいろいろなタブーがあるので気をつけます。果物も、傷みにくいもの、食べやすいものを選ぶようにします。その他、容体に影響がなければ、軽い読み物や写真集など先方の好きなジャンルの本も、気がまぎれて喜ばれます。レターセットやスケッチブックなども好評です。また、好きな音楽や落語などが録音されたCDも退屈しのぎによいでしょう。
 テレホンカードや、小銭をビンなどに入れた贈り物も、便利で助かります。食べものは、病気によって制限があるので気をつけます。現金を贈ってもかまいませんが、目上の人には、商品券に「ガウン券」などと具体的な品名を書いて贈りましょう。病気が長引く人には、たびたび顔を見せたり、手紙を送るのがなによりのお見舞いになるでしょう。
 病気見舞いというと、やはり花がいちばんの人気ですが、鉢櫨えは「根つく=寝つく」といって嫌う人がいたり、切り花も花瓶が必要になるうえ、管理に手間もかかります。
 そこで最近では、アレンジメントが好評。カゴの中には、特殊なスポンジが入っており、水を吸収して花の持ちもよいようです。お見舞いには、小ぶりで、明るい淡い色や香りの強すぎない花が向くでしょう。
 なお、アレルギーの人もいますので、花を贈るときは慎重に選ぶことが大切です。

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