贈り物をいただいたらお礼を

 贈り物をいただいたら、まず、すぐにお礼を伝えましょう。持参されたなら、その場でお礼を述べられますが、郵送されたものの場合は、忘れずにお礼状を出しておきます。先方も無事に配送されたかどうか心配しているでしょうから、お礼状は受け取ってから遅くとも3日以内には出すようにします。筆不精だからと、ぐずぐずお礼状を出しそびれるようなら、一筆護やカードでもかまいませんから、ひとことお礼の気持ちを伝えましょう。親しい間柄なら、電話でお礼を述べてもかまいません。

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 贈り物をいただいても、お返しをしなくてよい場合と、お返しをする場合とがあります。お返しをするのは、披露宴に招待しなかった人からの結婚祝い、出産祝い、病気見舞い、新築祝い、香典などがあります。
 一方、お返しをしなくてよい場合は、初節句・七五三・入園・入学など収入のない子どもへのお祝い、クリスマス・母の日など年中行事へのお祝いのほか、卒業・就職祝い、災害見舞い、銭別、お中元・お歳暮なども基本的に必要ありません。ただし、お礼の言葉は必ず伝えましょう。
 お返しが必要ないといっても、子どものお祝いの場合は、お赤飯やお菓子などを持参し、感謝の気持ちを伝えると喜ばれます。新築祝いなども、新居に招待してもてなすことが多いようです。また、長寿の祝いや結婚記念日のお祝いへは記念品を贈り、お礼の意を表すこともあります。
 なお、そのときはお返しをしなくても、先方の誕生日などの機会に増り物をすれば、スマートなおつきあいとなるでしょう。
 お返しを贈るのに、「内祝」と表書きする場合もあることから、同じことと受け取られがちですが、本来、このふたつは別のことです。文字どおり、内祝いとは、ごく内輪のお祝いの喜びを、共に分かち合ってもらうことです。お祝いをいただいた、いただかないに関わらず、お祝いの席に招いたりお赤飯を配るなどして、いっしょに祝ってもらうのが本来の内祝いです。ただし、最近では、このようなことも、お祝いの催促とも受け取られかねないようです。内祝いとして配るのなら、誤解を招かないよう、親しい間柄に限ったほうがよいかもしれません。
 結婚祝いのお返しは1か月以内に、香典返しは仏式なら四十九日の忌明けにというように、お返しの時期はおおよそ決まっています。ただし、贈り物をいただいたからと、すぐにお返しをするのは、品物だけが行き交い、事務的な印象を与えてしまいます。
 親しい間柄なら、希望の品をたずねてみましょう。なお、いただいたものより高価なお返しをするのは失礼にあたります。
 教師や公務員など仕事や立場によっては、理由のない贈り物は受け取れない場合もあります。できれば、その場ではっきりと丁重に断るべきですが、家人あての場合など断りにくいときは、「一応、お預かりしておきます」とあいさつし、後日受け取れない理由を書いて返送してもよいでしょう。その際は、包みは開けずに上から重ねて包装し、「今後はお気づかいなく」とか「今後はご遠慮申し上げます」などと断りの言葉を記した手紙を添えます。
 いただいた品より高価なお返しをすることで、今後の贈り物を断るという方法もあるようですが、はっきりと断るほうがよいでしょう。

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