贈答を送るタイミング

 贈答のマナーというと、堅苦しく考えがちですが、そこには長い間につちかわれてきたおつきあいの知恵がこめられています。それぞれのしきたりの本来の意味を知っておけば、これだけは守らなければというポイントがわかってきます。正しいルールを知ったうえでくずすのはかまいませんが、知らないがために、人間関係にヒビが入るようなことがあっては困ります。

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 たとえば結婚祝いの水引は、何度もあっては困るということで結び切り(結びどめ)ですが、出産祝いは何度あってもよいので蝶結びを用います。また、弔事にはのしをつけません。市販されている祝儀袋や不祝儀袋にも、誤った体裁のものがたまにありますので、やはり基本的なマナーは知っておきたいものです。
 贈るタイミングを逸すると、せっかくの贈り物も、喜びが半減してしまいます。結婚祝いは、招待状を受けてから挙式の1週間前ごろまでに届くようにしますが、その前に贈ると招待を催促しているようにも受け取られかねません。お見舞いも、よほど親しい間柄でないかぎり、手術直後に押しかけては、かえって迷惑でしょう。先方の立場になって考えれば、贈って喜ばれる時期もわかるはずです。また、親しい人の誕生日や結婚記念日などは1年のスケジュール表にメモしておくと便利です。
 改まった贈り物は、たいてい和風の体裁で整えます。正式には、奉書紙などのかけ紙をかけて水引で結び、のしを添えます。続いて表書きを書きますが、目的に応じて言葉が変わってきます。最近では、水引やのしが印刷された略式ののし紙を使う場合が多いようです。
 現金を贈る場合も、半紙で中包みをしてから、奉書紙などで上包みをし、水引をかけてのしを添え、表書きを記します。市販の祝儀袋、不祝儀袋を使うことが多くなっていますが、水引の形、のしの有無などに注意して選びましょう。
 洋風の場合は約束ごとも少なく、ラッピングなどに、贈り主のセンスが生かせます。ただし、カードは必ず添えるよ乃にします。
 贈り物は、持参してこちらの気持ちをじかに伝えるのが本来の姿でしょう。持参する場合、正式には、折敷や進物盆に贈り物をのせてふくさをかけ、風呂敷で包みます。
 最近ではデパートなどから届けてもらうことが多くなっていますが、郵送するときは、必ずあいさつ状を添えましょう。
お日柄(六曜)
 結婚式などの慶事は大安や友引に、葬儀などの弔事は友引を避けるといいます。この六曜と呼ばれる「先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口」は、もともとは1日の時間の吉凶を占うものだったのですが、江戸時代ごろから日にちの吉凶に用いられるようになりました。
 1、7月(旧暦)は先勝から、2、8月は友引から、3、9月は先負からというように、月の1日に六曜を順番にあてはめていったもので、さほど重要な意味はないともいわれています。
 ちなみに、先勝は午前中吉、友引は1日中吉、先負は午後から吉、仏滅は1日中凶、大安は1日中大吉、赤口は正午の前後が吉とされています。

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