地震が起こったとき

 木造家屋は、震源地との関連もありますが、よほど老朽化したものでないかぎり、一瞬のうちに倒壊することはありません。
 まず第一に火の始末、地震でこわいのは震動よりも出火です。一〇万近い死者を出した関東大震災でも、圧死者は二〇〇〇人ほどで、ほかはすべて焼死者です。
 家族がたがいに声をかけあって、使用中のガスコンロやストーブ、電気器具などのスイッチを切りましょう。

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 頭を保護して机の下に、グラとくれば、手近の座ぶとんなどで頭をおおい、じょうぶな机などの下に身をかくします。
 あわてて飛び出さない。突然、地震に襲われると、本能的に家の外に逃げ出そうとします。しかし、都市や密集地では外は落下物が多く、かえって危険です。
 窓や戸をあけて避難ロをつくる。木造家屋は、激しい振動でゆがみ、窓や戸があかなくなり、中にとじこめられるおそれがあります。
 二階は一階より安全。二階にいて地震が起こったときは、窓から飛びおりたりしないこと。一階より二階のほうが比較的安全な場合が多いのです。
 トイレや浴室は比較的安全。面積の割に柱が多いので他の場所より安全です。
 戸をあけはなし、ガラスやタイル・鏡などの破片に注意しましょう。ただし、古い家屋ではかえって危険な場合もあります。
 ガスの元栓や電源を切る。最初の激しいゆれがおさまれば、すぐに切ります。
 団地やマンションでは、鉄筋や鉄骨造りのビルは、地震に対して比較的強いといえます。室内の落下物に注意し、ドアや窓をあけはなって避難口を確保し、火を出さなければ、まず安全です。
 繁華街にいるときは、なによりもこわいのは、看板やネオン、窓ガラスなどの落下物です。
 カバンやハンドバッグで頭を守る。何も持っていないときは、上着をまるめて頭にのせ、近くのビルの中に逃げ込みます。
 ビルがなければ道路の中央に、両側の商店街から離れてうずくまります。街路樹やベンチがあれば、その下にはいります。
 映画館や劇場にいるときは、すぐに座席の下にもぐり込みます。停電すると、観客が出入り口に殺到するので、混乱に巻き込まれないように、従業員の誘導にしたがって、落ちついて避難します。
 座席のあいだを、はうようにして進み、楽屋口や裏口、舞台のそでなどにまわって脱出するのもひとつの方法です。
 デパートにいるときは、照明器具や、装飾物の落下が危険です。踊り場や廊下、壁ぎわが比較的安全です。
 まず子どもを抱き込んで、頭を守る危険な落下物の少ない、太い柱のわきや壁ぎわに移動します。
 客のパニックに巻き込まれない。女性客や子どもが多く、恐怖心からパニック状態になることがあります。死傷のおそれもあるので、巻き込まれないようにします。
 エレベーターは使えない。停電すればエレベーターは動きません。もし動いていても、火災が発生すれば危険です。避難するときは、必ず階段か非常口を通ります。
 店員の指示にしたがう。店内放送や店員の誘導で避難します。大声でてきぱきと指示する男性店員にしたがえば安全です。
 地下街はほとんどが耐震構造なので、つぶれたり、出入り口がふさがったりすることはありません。こわいのは、停電によって起こる群集のパニック状態と出火です。しかし、すぐに誘導灯がつくので落下物を避けて、人の波に巻き込まれないよう壁づたいに進めば、出口につきます。
 電車や地下鉄に乗っているときは、大きな地震が起こると、急停車することがあります。頭を保護し、からだをまるめて車体にたたきつけられるのを防ぎます。
 停車後、あわてて外へ飛び出すのは危険です。対向電車や、地震で切れた架線や高圧電線、地下鉄の場合は送電レールなどに注意して、乗務員の指示で避難します。
 自動車を運転しているときは、車をゆっくり左に寄せて停車します。急ブレーキや急なハンドル操作は、衝突や追突のもとです。カーラジオで情報を聞いてから、車を置いて徒歩で避難します。その場合エンジンを切り、ドアのロックをしないで、キーもつけたままにします。これは車が避難路をふさいだり、延焼のおそれがあったとき、迷惑をかけないためです。

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