お年玉のあげ方

 お年玉は昔は出入りの職人など、いわば目下にあたる人たちにあげたもので、はんてんやはきものなどが中心でした。現在では子どもにあげるものとなっていますが、お年寄りにさし上げても、失礼にはなりません。

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 金額は年々その額が高くなる傾向にありますが、子どもの年齢に応じて与え、あまり高額にならないように心がけます。おこづかいの一か月分が目安です。正月だから気前よくという安易な考えは、せっかく育ってきた金銭感覚をくずすこともあるので、禁物です。
 子どもの場合は、高校卒業まで、あるいは成人式までといった目安を持つこともたいせつで、これは親類間で話し合っておくとよいでしょう。子どもが直接お客さまからいただいた場合は、必ず報告するように、前もって教えておく必要があります。
 あげ方は、お年玉は「お年玉」と書かれた専用の小袋か小さな祝儀袋を用意しておき、「お年玉」と書いて下に贈り主の名前を書いておきます。裏には小さくあげた金額を記入しておくと、なおよいでしょう。祝儀袋の用意を忘れたときは、半紙か懐紙、またはちり紙にでも包んであげること。むき出しの紙幣を手渡すのは避けましょう。
 品物であげるときは子どもやお年寄りにあげるお年玉は、お金でなければならないとは限りません。日ごろほしがっている物とか、趣味の物、あるいは学用品でよいので、家庭によっては現金を子どもに持たせたがらぬ場合もあるので、かえって喜ばれます。ただこうした物は、両親があげるクリスマスプレゼントやお年玉とダブる心配があるので、親しい間柄であれば、たとえば「Aちゃんがほしがっている地球儀をプレゼントさせて」というように、前もって伝えておくほうがよいでしょう。
 お年寄りには、電気毛布とかひざ掛けのように日々を快適に過ごせるもの、あまり手をかけなくてもよい鉢植えとか、ぺットも喜んでもらえますが、健康がすぐれない方には避けたほうがよいでしょう。キャンデーやクッキーなどは、ご本人が食べなくても手もとに置いて、孫に与えるという楽しみになる場合もあります。
 お正月の行事は子どもにとっても楽しいものです。雑煮とおせち料理を食べ、お年玉をもらい、家族でゲームをしたりすることによって、子どもはお正月がふだんの日とは違う特別の日であることに気づき、一年の区切りとして覚えるようになります。
 年末のあわただしいときには、大そうじや、正月の飾りつけの手伝いをどんどんさせましょう。年末年始にお客様の多くなる家庭では、接客の本番を子どもにさせてみるのもよいでしょう。役割をりっぱに果たしたときは、感謝の気持ちをこめて、ほめことばをかけてあげます。
 正月遊びは、男子はたこあげ、女子は羽根つきといわれていましたが、最近は、バトミントンや洋だこなどが加わり、遊びの種類も豊富になってきています。休日が続き、運動不足になりやすい子どもたちにとって、外で遊んで汗を流すことはたいせつなことです。お父さんやお母さんも、子どもたちの仲間に入れてもらってはどうでしょう。
 たこをあげるときは、電線や電車の高架線のないところであげるようにさせます。もしも電線にたこがひっかかったりしたときには、鉄塔や電柱に登ってとることは生命にかかわる危険なことですから、おとなでも絶対にしないことです。特に洋だこは高くあがるので、広い場所であげるようにしましょう。

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