挙式の荷物送り

 挙式の一週間ぐらい前の都合のよい日を選びます。ふたりだけで住む新居で、すでに男性が住んでいる場合などは、もっと早く送っておいたほうが便利なこともあります。時間は午前中に始めるようにします。

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 仲人が立ち会う場合、嫁側で荷宰領を立てる。嫁側の親戚か知人に、荷物運びのさしずや監督をする荷宰領をお願いします。本人や親たちは当日は新居に出向かない習慣があります。
 目録を用意する。おもな品物の名まえを書き、別の奉書紙に包みます。品数は偶数は「割り切れる」ということで、縁起をかついで奇数にするのがならわしです。あて名や差出人の名は書きません。市販されているものを使うことも多いようです。
 荷宰領に「本日はごくろうさまでどざいます。目録のとおり先方へお届けのほどよろしくお願いいたします。」とあいさつし、荷物と目録を照らし合わせ、目録と、たんすなどのかぎを渡し、祝い酒をふるまいます。運転手や荷物の積みおろしをする人たちには、運転にさしさわりのないよう、茶菓をふるまい、祝儀を用意します。運送呈へは嫁入りの荷物送りであることを伝えれば、からくさのふろしきを用意したり、心配りをしてくれます。
 このとき、婚家へのみやげ品を用意してある場合はいっしょに送ります。また、喪服など縁起の悪いものはあとで別に送ることが多いようです。
 受け取り方は仲人は婿方で待っています。荷宰領は借方に着いたら、仲人に「本日はおめでとうございます。○○家から荷物をお届けにまいりました。お受け取りください。」とあいさつし、目縁とかぎを渡します。仲人は目録と荷物を引き合わせてから、婿方の責任者に「○○家からの荷物が届きました。どうぞお納めください。」と目録とかぎを渡します。借方は荷物を用意したへやに運び入れ、嫁方と同様に、荷宰領に祝い酒をふるまいます。
 なお運転手などには祝儀を包みますが、嫁方と同額にするよう、前もって打ち合わせておくとよいでしよう。
 嫁方から目録を渡されたら、婿方では受け取り書を渡します。奉書紙に、目録と同じように品名を書き、「右目録書の通りお受けしました。」とします。また、品名を書かないで何点受け取りましたという覚えにしてもよいでしょう。荷宰領はこの受け取り書を持って、再び嫁方へ行き受け取り書を渡し、荷物送りが終わるわけです。
 荷物送りも、最近はいろいろな事情からだんだん少なくなって、大きな家具などは、デパートや家具店から直接新居に届けてもらう人がふえてきました。そのほうが荷物のいたみも少なく、また万一破損して到着した場合き販売店が責任をとってくれますから安心ともいえます。
 荷物送りの日には、手元に準備した品と目録を届けます。仲人の立ち会いもなく、花嫁も家族の者と出かけて、荷物の置き場所など決めます。また目録など形式的なことはまったくしないという例も最近は多いようです。販売店からの配達を、手元からの荷物送りの日といっしょにするよう頼んでおくと一度にすんで便利です。いずれにしても運転手などには祝儀を包んで、運び終わったら一同で茶菓子などで祝うとよいでしょう。

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