結婚する上での身辺整理

 「お嫁に行ってからは買ってもらえないと思ったら急に欲がでて、あれもこれもと持って行ったのが大まちがい」とは経験者の話です。ことに娘時代の洋服、くつ、ハンドバッグ類がほとんど使うこともなく、狭い新居をふさいで整理に一苫労したということも聞きます。ミセスになって使えるかを基準にして、使えないものは新しくても処分するのが賢明です。子ども時代からのなつかしい品も、どうしてもという品以外はおいてくることです。それと同時にいつまでも生家が自分の家であるという気持を整理しましょう。

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 整理していて、捨てるにはもったいないような品もあります。そういう洋服、アクセサリー、人形、本などは弟妹や、親戚の子ども、親しい友人にプレゼントするとよいでしょう。結婚してから「いらないからあげるわ」というより、結婚前に記念の心をこめて分けるほうがもらう側はうれしいものです。
 異性からの手紙、写真、日記などで相手に誤解されそうなものは焼き捨てたほうがよいでしょう。
 自分のへや、押し入れなど荷物送りをしたあと、見苦しくないようかたづけます。いらない衣類などもひとまとめにして、当日家を出たあとをきちんとしておきたいものです。
 恩師、先輩、親戚、近所へ 式の四、五日前までに、母親などといっしょにあいさつに伺います。まわる範囲は、忙しいときですから最小限にとどめ、遠い方へは、手紙であいさつしてもかまいません。また、婚前のあいさつをやめて、新居に落ち着いてから、ふたりで訪問することも多いようです。しかし、遠くの任地に新居を持つ場合は、お世話になった方や、近所の方にお礼の気持をこめて、あいさつをしておくのが礼儀です。
 親しい友人たちは家へ招いてお別れ会をするとよいでしょう。特に遠くに離れてしまう場合とか、披露宴に招待できない場合など、一夕を共にすると記念になります。
 式の前日には家族全員で、お祝いし、なごりこつどいを打ちたいものです。本人はそう改まることもありませんが、感謝のことばをひとこという機会でもあります。何か記念品を家族に贈る心づかいなどあってもよいでしょう。はなむけのことばや余興などで楽しい会にするようにします。
 忙しい中にも墓参りはたいせつなあいさつです。特に親や、いっしょに暮らした祖父母など亡くなっている場合、報告をするのを忘れないようにします。
 休暇中の仕事のやりくりがありますから、直接の上司にはなるべく早目に知らせて了解を得ておきます。
 女性は結婚で退職する人が多いのですが、退職となると後任の人事の問題がありますので、三か月前には届け出るようにしたいものです。どうせ退職するのだからといって、職場に迷惑をかけるようなことのないように。やめる日には世話になった上司にあいさつをするのを忘れないようにします。
 仕事の性質によっても違いますが、ふつう男性の場合は、式当日から旅行まで五日から一週間、女性の場合は一週間から一〇日間ぐらいというのが妥当でしょう。女性の場合、前を少なく、後を多く休むほうがじょうずな休暇のとり方といえます。式の前の準備に何日も休むより、新婚旅行から帰って職場に出るまでの日数を十分にみておいたほうがよいということです。旅行から疲れて帰って、あいさつまわりも新居の整理も仕事もといっぺんに重なるとからだも心もまいってしまいます。

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