引き出物

 盛装した客が持ち帰るのに、あまり大きなもの、重いものは、ありがた迷惑なものです。大きな盆、食器セットなどあまり評判がよくないようです。できれば実用品の中から、しゃれたデザインやセンスのものを選ぶと喜ばれます。
 昔は、陶器、ガラス器など割れものや、ナイフなど切るものは、めでたい席には縁起をかついできらわれましたが、本人たちが気にしないならかまいません。現在では、陶器、ガラス器ともよく用いられています。

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 菓子折をそえる場合。ふつう引き出物は、あとまで記念に残るものを選びますが、ていねいに祝い菓子などをそれに添える場合もあります。また引き出物は、ほかにも同じようなものをもらうことが多く、重なることがあるので、カステラなどの菓子折だけにしてしまうこともあります。
 夫婦で出席する人に 同じ品を二つ贈るよりも、一つにして高価なものを用意するとか、同じ品でも男女で色を変えるなどするのも気がきいています。
 新郎新婦の引き出物は。一応用意して花婿の前の品は仲人に、花嫁の前の品は仲人夫人に持ち帰ってもらうという習慣があります。また、地方により、新婦の両親の引き出物も仲人に渡すとか、新郎の両親に渡すとか、しきたりがあるようです。
 品物に名まえを入れる場合 スプーンの柄、皿やふだの裏に、ふたりの名まえの頭文字と結婚年月日を入れるのもしゃれた感じで、記念にもなります。ただし、なるべく目だたないように入れます。このように特別に名まえを入れたりする場合は、ふつうより旱めに注文しておくこと。
 買う場所と時期はデパートの贈答品コーナー、婚礼コーナーや式場にいろいろなサンプルがそろっています。数が多いときは、問屋街を利用すると安く入手できます。ただし、式場によっては持ち込み禁止や、持ち込むと手数料を取られるところがありますから、事前に確かめておくことです。
 品物を予約する時期は、式の一〜二か月前に、だいたいの数で申し込んでおき、招待状の返事がもどって確定したら、はっはりした数を伝え、当日までに会場へ届けてもらうよう確約します。
 表書きは「寿」か「内祝い」とし、水引きは紅白か金銀で、結び切りにします。下に新郎新婦の名、あるいは姓の連名にしますが、名だけ入れる場合が多いようです。
 これを寿入りのふろしきに包んで出します。ふろしきの費用は、式場によってちがいます。
 そして、披露宴が終わったら持ち帰ってもらうのですが、最初からテーブルにのせておくより、帰り際に配るか、手渡してもらうよう宴会係に頼むとよいでしょう。
 最近では引き出物を出さないところも少なくありません。本来、たとえお祝い品をいただいても、披露宴に招待すればお返しはしなくてもよいのですから、形式的な引き出物などは省いてしまうという考え方が特に若い人たちの間にはあるようです。そのかわりに、たとえばひとりひとりを写真にとり、あとで送って記念にするというのも、気のきいたアイディアでしょう。

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