妊娠と決まったら

 妊娠が確実になったら、なるべく早く母子健康手帳の交付を受けます。母子健康手帳は、市区町村役場の出張所(都市によっては保健所)に行って、用紙に記入すればもらえます。申込用紙に、医師の氏名や現在の妊娠期間などを記入する欄がありますから、医師の証明があれば、記入しやすいでしょう。

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 母子健康手帳は、妊娠中の母体の状態、出産の記録、そして生まれてからの赤ちゃんの発育や予防接種など、六歳までの健康についてのすべての記録がされます。手帳には保健所宛のはがきがついていますから、赤ちゃんが生まれたら、必ず必要事項を記入して投函しておきます。これによって赤ちゃんは保健所へ登録され、定期健康診断や、予防接種の通知がきます。この記録は、次の赤ちゃんの出産にも役だちますし、その子が、結婚するとき持たせてあげれば、そのまた子どもの出生のときにも役だつかもしれません。記念品としても貴重なものです。
 なお、出生届を出すときにも、母子健康手帳は必要です。
 妊娠一六〜二七週(五〜七か月)のいわゆる中期は、つわりもぐっと楽になり、からだの安定している時期です。この時期には、必ず母親学級を受けましょう。
 大きな病・産院では通院者に独自でやっていますし、保健所でもやっています。医師、助産婦、保健婦、栄養士などが講師になり、妊娠の生理、保健、妊娠中の栄養、妊産婦体操、お産の準備、分娩の経過、乳児の保育、家族計画など、一時間〜二時間ずつ、四、五回に分けてわかりやすく話があります。
 母親学級の科目の中に、楽なお産のための呼吸のしかたとか、妊婦体操の実技を指導している病院もあります。その病院で赤ちゃんを産む予定の人は、これも必ず受けておきましょう。
 受講する場合の費用はたいがい無料ですが、受講料金、テキスト代が必要なところもあります。
 順調な経過をたどってもいても、妊娠二七週(七か月)までに赤ちゃん用品ひととおりと、入院がいつでもできるような準備をしておきます。
 衣類その他の必要品はもとよりのこと、入院中の家事の世話、また出産後、できれば最低二週間は家事、育児の手助けをしてもらう人が必要ですから、それをどうするか、はっきり決めておきます。身内の人の手助けが得にくい場合、近所の方、知り合いの方にお願いする、あるいは家政婦会へ依頼する、といったことは、早めに、きちんとしておきます。
 上に幼児がいるときなどは、入院のとき、近所に預かっていただく、といったこともあるでしょう。また、夫のいないときお産が始まるかもしれません。ひとりでイザのときを迎えたらどうするか、これは遠い親戚より近くの他人です。両隣りの奥さん方へ、どこへ連絡していただくか、日ごろから、よくお願いしておきます。だれかがとんで来てくださったら、どこへ、どのように連絡をとるか、電話の近くや玄関に大きく貼り紙をしておくとよいでしょう。
 家政婦会へ派出を依頼するときは、できれば会へ出向いて、予約をします。その際、家政婦・看護婦・助産婦の別をはっきりいいます。さらに賃金その他の条件もよく聞いて、あらかじめ予算を組んでおくことが必要です。
 また、ご主人の勤め先によっては、ホームヘルパー制度を持っていたり、あるいはご主人に数日の産後休暇を設けているところもありますから、制度をじょうずに利用してむだをしないようにしましょう。
 上に幼児がいる人の出産では、いちばん苦労するのが実は幼児の取り扱いです。二歳前後の子どもでは、赤ちゃんが生まれる、といったことを現実的に理解することはむずかしく、ママの入院中、手こずってしまったという話もよく聞きます。ですから小さなお姉ちゃんお兄ちゃんには、日どろから、いちばんなついている人に来てもらうとか、少し前からおばあちゃんのうちへ泊まらせるといった、多少の訓練も必要です。赤ちゃんが生まれることを喜べるような、ママや。パパの説得も日ごろからしておくことです。

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