妊娠ではと思ったら

 初めての経験では、妊娠ではと思っても、なかなか医師の門をくぐりにくいものです。しかし、なるべく早く妊娠かどうかを確認し、その後の経過を見守っていただくために、信頼できる医師を決めましょう。

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 まず、どこで産むつもりかを決めなくてはなりません。実家に帰って産むつもりなら、実家の近くの医師に、最初から診察してもらう方法もあります。
 毎月の定期健診に通いやすいこと、夜中に急に産気づいたときなどに、すぐ入院できる距離であることも大事です。
 また、確かな技術を持ち、相談ごとのできる産科医、いざというときに、どんな処置でもとれる設備が整っている病・産院であることも選ぶポイントです。
 大きな施設は、いざというときの設備は整っていても、定期健診の医師と出産に立ち会う医師が違ったりする欠点もあります。遂に、小さな開業医は、異常分娩などのときの設備が、大病院ほど整っていないこともありますが、医師と妊婦の親密度は増し、初診から出産まで、一貫してひとりの先生に診てもらえる利点もあります。
 いずれにせよ、自分が信頼してまかせられると思える医師を、近所の経験者に聞いてみたり、親しい友人に紹介してもらうのが、よい方法です。
 初めて健診を受けるときは、まず問診があります。最終月経はいつあったか(分娩予定日の算出に必要で、始まった日から数えます)、その経過、つわりの有無、胎動の有無、いままでかかった病気あるいは障害、妊娠回数、流・早産の有無などについて詳しく話しますが、まごつかないようメモしていくとよいでしょう。
 夫と妻の家族についても健康状態などの質問があります。これは遺伝疾患がないかどうかを調べておくものですから、もし遺伝的なことで心配があったら、詳しく説明しておきます。
 次に全身的な健診があります。身長・体重の測定、血圧測定、血液型・貧血の有無などの血液検査、尿検査、梅毒反応検査などのほか、必要に応じて、骨盤計測、風疹抗体検査、B型肝炎抗原検査、肺結核の診察などです。
 このほかに、内臓その他、からだの異常が心配な人は、その旨医師に申し出て、必ず診察を受けます。最後に、子宮内部に異常がないかどうかの内診があります。
 健診のときは、清潔なものを身につけること、全身の健診ですから、脱ぎ着の楽な上下別々の下着や衣服が便利です。
 妊娠、出産には保険がきかないからと、何万円もの大金を持っていく人があります。病院によって初診料や検査費が多少違っていますが、あまり大金はいりません。また、妊娠中は定期的に健診を受けるのですから、診察券、母子健康手帳、健康保険証、印鑑、メモ用紙、えんぴつ、ちり紙、ハンカチ、小銭などをひとまとめにできるような専用の袋を用意すると重宝でしょう。
 年齢が高くなてからの初産は、若い年代の人に比べて異常が発生しやすいということで、三〇歳を過ぎてからの初産を高年初産とよんで区別しています。
 たしかに高年初産婦は、妊娠中毒症が多く、早産で未熟児を産む率も若い人に比べて高くなっており、陣痛の起こり方も弱いようです。その結果、分娩時間が長びいて胎児に悪い影響が出てくるので、必然的に鉗子分娩・吸引分娩・帝王切開などの手術分娩が多くなります。
 だからといって高年初産がすべて危険だと考える必要はありません。妊娠中や分娩時の異常が起こりやすいというのは、あくまでも統計的にそういう傾向があるというにすぎません。お産のようすは年齢だけでなく、その人の体格とか栄養状態、妊娠中の生活などによっても違い、若い人でも難産になる場合もあり、高年初産でも異常なくふつうに出産する人もたくさんいます。
 ですから、高年初産だからといってむやみに心配せず、ふつうの人以上に妊娠中の生活の心得や栄養などについての注意を守って、あとは医師にまかせましょう。

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