結婚式と披露宴のきめ方

 結婚式、披露をいつにするか、ということはもちろん当人たちの考えでいいわけですが、出席してもらいたい人たちの都合も考慮すべきです。中でも立ち会ってもらう仲人さんと両親などの意見、都合は無視できないでしょう。
 よく暦を気にする人がありますが、大安とか仏滅というのは現在の七曜と同じもので順に名称がつけてあるにすぎません。科学的根拠があるわけではありませんから、気分的にどうもというなら避ければいい、という程度のものです。むしろ、最近の都会では式場が混雑する日曜の大安などは厄日といえます。それより、列席者が心おきなく出席できる日時を考えるべきでしょう。それと新婦の休の都合も忘れられない条件です。

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 どこで式、披露をするかが問題です。生まれた土地、実家の所在地、現在住んでいる所、ふたりの思い出の場所、外国のすてきな教会、などといろいろ候補や希望があると思います。
 これらをきめるには、まず式をどのようなものにしたいか、その内容によって的がしぼられるでしょう。たとえば、自分たちふたりだけの誓いをすればいい、ということなら、思い出の土地とか、ぜひあの教会で、といった所でかまいません。しかし、ふたりの誓いを親しい人たちに見届けてほしい、と思えば、そうした人たちが出席しやすい場所になります。また、ふたりのスタートの記念になる所と思うなら、これから住む土地、と考えるのが順当です。いずれにしても、ムードとかそのときの成り行きできめないで、じっくり式の意義を考えたうえできめることです。
 披露宴については、出席してもらいたい人たちの便利を考えることです。自分たちの希望で、へんぴな所、思い出の山小屋、などというのはエチケット違反ともいえるのです。なぜなら、披露宴というのは式と異なり、自分たちのために多くの人に集まっていただくものなのですから、招待客の都合に少しでも介わせるのが当然です。
 となれば、友人や知人が多い現在の居住地近辺ということになるでしょうし、どうしてもというときは、親族と友人関係を分けて二ヵ所でするということも可能です。
 式はふたりの誓いの場ですから、ふたりの気持ちにぴったりの形式を選ぶべきです。一般には神前結婚ですが、これは三三九度の杯をかわすことでふたりの契りがかわされたとし、キリスト教では神と会衆の前で誓うところに重点がおかれ、仏前結婚はみ仏の前での誓いという形がとられます。そのほか人前で誓うという宗教によらない挙式や伝統的な家庭結婚式があります。
 披露宴の形式は、全貝がいすにすわるディナー形式の宴会、立食スタイル、そして和風の座敷にすわる形が考えられ、出す飲食物の内容で、ディナーか、カクテルなど飲み物主体か、そして料理の内容は和食か洋食か中国料理かなどに分けられます。いちばん多いのはディナー形式で、和食か洋食を出す形です。これは、招く人たちの顔ぶれから、どんな形で何を供したら喜んでもらえるかを考えてきめましょう。自分たちの好みでかってにきめてしまっては招待客の不興をがうことになるかもしれません。要は式は本人主体、披露宴は客主体の考え方をすることです。
 日時、形式、内容などがきまったら、その条件に合う場所をさがします。そのときまでに予算とだいたいの人数をきめておきます。式場によってできない料理があったり、ホテルなどは昼と夕方の時間帯しか受けつけない所などがありますから、候補を二、三あげて調べてみることです。
 日時と人数など希望に合った会場が見つかったら、予約します。予約は予約金(内金)をおさめればいいのですが、解約のきまりや、引き出物、衣装の持ち込みの条件など、詳細を尋ねておきましょう。
 海外での挙式は、旅行会社、観光、航空会社がタイアップしている教会での挙式や、ツアーに組み込まれている挙式なら手続きも簡単で問題なくできます。特にハワイは貸し衣装もあり、司会者が日本語でしてくれるなど、日本国内と同じに考えてもいいくらいです。
 しかし、それ以外の国や教会を利用するときは、それぞれの規則や資格などがあり、それもかなりきびしく、簡単にはできないと考えたほうがまちがいありません。たとえば、独身である証明とか、所定の病院の健康診断書がいるとか、教会の信者でなければ、といったことのほか、ベールが心要だとか介添え人がいるとか、宗数的な問題もあります。
 したがって、そうした所で挙式するには現地にくわしい人によく尋ねてみる必要があります。紹介者がいて手続きをしてくれる場合のほかは、あらかじめ大、公使館でよく調べてから出かけるようにしたほうがいいでしょう。

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