挨拶の仕方

 どのような訪問でも、前もって、相手方の都合を伺って、日時の約束をしておき、約束の時間までには必ず到着するようにします。
 訪問先に着いたら、まず入口のベルを押して待ちます。ベルのない家では外から声をかけますが、鍵がかけてなければ、玄関に入って「ごめんください」と声をかけてもよいでしょう。
 家人が出てこられたら、「○○でございますごと自分の名前を告げます。いきなり「○○さんはご在宅ですかごときり出すのは大変失礼です。控え目で、さわやかな第一印象は、何よりも大切なことです。

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 日本の伝統的な和風住宅の室内では「床の間」は客をもてなす場として、大切な役目を果しています。そこで取次の人に座敷に通されて主人を待つ場合は、下座で待ちます。つまり床の間の前が上座で、出入口に近いほうが下座です。最近は床の間のない家が多いようですが、その場合は奥まったところが上座で、出入口に近いほうが下座となります。
 主人を待つ間、お茶、お菓子が出されたら、お茶は遠慮せずにいただいてもよいでしょう。
 主人が入ってこられたら、座布団からおりて挨拶をし、すすめられてから座布団に座ります。なお、畳のへりは敷居と同様で、踏んではいけません。
 手土産がある場合は、挨拶につづいて差し出しますが、風呂敷を下座のほうでとき、品物を主人のほうに向けて差し出します。
 タバコは、主人との正式な挨拶がすまないうちは控えてください。
 まずノックをして、ドアの開閉を静かにします。洋間でも日本間と同様に、下座で主人を待ちます。つまりマントルピースの前が上座です。出入口のドアの近くが下座です。
 椅子は、一人掛けのひじかけは目上の人がすわり、長椅子、背もたれのない椅子の順になります。
 主人を待つ間に出されたお茶は飲んでかまいませんが、深々と腰をかけ、足を組んで主人を待つ態度はつつしみましょう。
 タバコは、主人との挨拶がすむまでは控えてください。
 主人が入ってこられたら、立って挨拶をします。席を示された場合は、そこに腰をおろし、そして用件に入ります。
 お辞儀の仕方には、三種類があります。
 「最敬礼」「敬礼」「会釈」です。
 訪問先で、主人と交わす、始めと終りのお辞儀は「最敬礼」が正式です。一般的には「敬礼」程度でよく、親しい人との挨拶は、始めも終りも「会釈」でよいでしょう。
 座って正しいお辞儀をする場合、両手がひざの前に下がるのに平行して、上半身も顔と一緒に静かに下げますが、「最敬礼」は正座して両手をひざ前九センチ位すすめ、両手の指先を寄せ、そこにできた三角形の上部に、額が畳から十五センチ位で、止めるようにします。「敬礼」は頭が畳から四十五センチ位、「会釈」は指先だけ畳につけ、上半身は十五センチ位前にたおします。
 「最敬礼」は両手をひざ頭におき、上体を四十五度位に傾けます。「敬礼」は両手を軽く前にそろえ、上体を三十度位、「会釈」は両手を軽く前にそろえ、上体を十五度位に傾けます。

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