花の贈り方

 花は、人々の心をなごませますし、どんなときでも喜ばれるすばらしい贈り物です。
 花の贈り物は、贈った方も贈られた方も楽しいものですから、贈答の品選びなどに迷ったときなどは、挨拶カードを添えた花を贈った方が、品物よりもしやれた贈り物として喜ばれます。
 また、欧米では、花ことばを利用し、贈り物の箱に花を一輪添えて、花にその目的を語らせるといった贈り方も多いようです。
 花を贈る場合には、まず、その目的に応じて選ばなければなりませんが、贈る相手の好みや気持を大切にして選びたいものです。
 次に、それぞれの目的に応じた花の選び方と贈り方について説明します。

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 <出産祝い>
 出産祝いには、生花よりも年々子供の成長とともに大きくなるマツ、サクラ、モクレン、マキなどの苗木を記念樹として贈ると喜ばれます。
 生花を贈る場合には、季節ごとのたくさんの種類から明るい色彩の花を選ぶように心掛けます。この場合、花粉や強い香りのある花は避けた方が賢明です。
 誕生祝いには、相手の好みや年齢にあわせて選びますが、球根や盆栽などを贈ってもよいです。
 誕生花は、それぞれの月の誕生花にその花ことばを書いたカードを添えると誕生日のよいプレゼントにもなります。

 <結婚祝い>
 新郎には、胸飾りや小さな花飾りのコサージを贈ります。形には、四角形、三角形、三日月形、丸形の四種類があります。
 新婦には、ブーケを贈りますが、新婦のドレスに合わせたものを選んで贈ると喜ばれます。形には、丸形、三日月形、据のはうに流れるキャスケード、扇形のファンなどがあります。
 また、新郎と新婦にコサージとブーケを対で贈る場合には、白のカーネーション、バラ、スズラン、洋ランなどが一般的でオレンジなどを使うこともあります。

 <新築・開店祝い>
 新築や開店祝いには、華やかな感じの花そのものまたは器に入れたりほかの物と組み合わせて、美しく形作ったアレンジメントや観葉植物、華やかな花の鉢植えなどが喜ばれます。また、新築の場合には、庭に植えることができる花木などの苗木を贈るのもよい方法です。

 <訪問・病気見舞い>
 訪問や病気見舞いなどには、切り花を持っていくのが普通です。
 一般的な訪問は、四季おりおりの中から、訪問する相手にふさわしい花を選んで贈ると喜ばれますが、庭から摘み取った花を持っていくときには、セロファンで包み、リボンで結ぶと形が整います。また、正式には、箱に入れて贈ります。
 病気見舞いには、散りやすい花、色の変りやすい花、香りの強い花は避けるべきですし、鉢ものは「根つく」が「寝つく」に通じるなどと縁起をかついできらう人もいますので留意しなければなりません。

 <発表会・楽屋見舞い> 各種の発表会などの舞台で贈る場合は、一種類一色でまとめ、セロファンで包まないでリボンで結ぶだけの方が引き立ちます。
 楽屋見舞いのときは、明るい色彩の花をかごなどに入れますが、このときもセンスよく同じ色の系統でまとめた方がよいでしょう。

 <弔事>
 弔事のときには、白を中心に黄、紫、青などの花が普通です。しかし、故人が、特定の花を好きなときには、家人に一言挨拶してからその花に白黒のリボンをかけて供花します。

 花を贈る場合は、全国どこの花屋(日本生花通信配達協会加盟店)からでも相手に届ける制度があり、遠方の方にも配達させることができますので、この制度を知っておくと便利ですし、この制度を利用する場合には、花屋に用意されているカードを添えると一層印象のよいものとなります。

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