卒業・就職の祝い方

 最終学校を卒業し、就職するということは、男女を問わず社会人としての第一歩を踏み出すということで、本人は自負と期待、あるいは不安が心に交錯していることでしょう。周りの人は人生の先輩として心から祝福してあげたいものです。
 一般に卒業と就職は時期的に重なりますが、いままでの学生時代と決別して社会人として踏み出すという意味を重視して、就職祝いの方に重点を置くのが多いようです。女性の場合、就職が決まっていないとか、就職する意思がないという人も見受けられます。そのようなときは、女性ですから就職しなかったことに気を使わなくても卒業祝いとして祝ってあげれば構わないと思います。
 お祝いには家族はもちろん、親戚や友人・知人、学生時代お世話になった先生や先輩、あるいは就職の際に骨を折っていただいた人などに集まっていただき、感謝の意味も含めて盛大にお祝いをするとよいでしょう。
 また、ただ一方的にお祝いをするだけでなく、本人と相談などして本人の主体性が発揮できる上うなお祝いの仕方を考えてみることもよいと思います。例えば、多少値が張りますが、本人の自叙伝や詩集、写真集などを自費出版したり、庭に記念植樹したりするのもアイデアです。

スポンサーリンク

 就職を祝う場合、祝う時期に注意が必要です。就職の内定は早い人で十月頃、遅くても年内に決まるのが普通です。就職の内定祝いはあくまでも家族での食事会程度にとどめることにして、プレゼントを贈るなど、正式には卒業とからませて卒業式の前後か就職の前、四月一日までに済ませるのがよいでしょう。
 また、本人の社会への門出を祝う意味からも、みんなの都合のよい日を調整するのも大切です。とかく年度末は家族に限らず、親戚や知人にも同じ類の行事が重なることが多いからです。
 特に改まって大げさに祝わなくても、卒業式の前夜や初出勤の前夜に、家族そろっての夕食で祝福するというのも心温まるものです。
 新しい人生への期待と不安で胸がいっぱいの若者たちに、心から祝福するとともに何か心に残るプレゼントをすることは意味のあることといえましょう。
 小学生、中学生の卒業と違って、この年頃はかなり個性がはっきりしています。贈り物の品は、入学祝いの時と同様に本人の欲しがっているものがあれば、希望に沿うようにすることがもっとも大切です。
 大学卒業は社会への第一歩を祝福する意味で贈り物をするのがよいでしょう。贈り物と同時に社会人としての心構えを話すのも大へん意義のあることだと思います。
 就職する人に贈り物をするときは、少し精神的に背のびをした感じの物を選ぶとよいでしょう。男性なら仕立券付きのワイシャツ、カフスボタンとタイピンセット、ビジネスバッグ、ネクタイ、スカーフ、ベルト、ズボンプレッサーなど実用的で、しかもいよいよ社会人だなという気持ちにさせる物がふさわしいでしょう。これらの実用品はいくらあっても困るというものではありません。
 女性にも同様の意味で、ハンドバッグ、アクセサリー、スカーフ、化粧品セット、香水、オーデコロンなどがよいでしょう。趣味、嗜好のわからない人には、現金やギフト券にするのも無難です。
 親戚や第三者からの卒業・就職の祝い、贈り物に対してはお返しの必要はありません。ただし、本人は大人の仲間入りをしたという自覚からも、手紙か電話で感謝の気持ちを伝えるのが礼儀です。特に就職した場合には、卒業や就職を祝ってくれた人や世話になった人に初給料で何か贈るのもよいでしょう。

冠婚葬祭
帯祝いはどうするか/ 命名の仕方/ 出産祝いの仕方/ 初宮参りの仕方/ お食い初めの仕方と初節句/ 初誕生の祝い方/ 七五三のお祝いは/ 入園・入学の祝い方/ 高校・大学入学の祝い方/ 卒業・就職の祝い方/ 成人祝いの仕方/ 長寿祝いはどう祝うか/ パーティーの開き方/ 発表会の祝い方/ 栄転祝いの仕方/ 受賞祝いの仕方/ 地鎮祭の仕方/ 上棟式の仕方/ 厄祝いと快気祝いの仕方/

        copyrght(c).冠婚葬祭専科.all rights reserved

スポンサーリンク