出産祝いの仕方

 出産直後というのは、産婦の体力や出産条件などにより、個人差がありますが普通は大切な休養の時期ですから、出産見舞いにかけつけるのは、ごく近い関係の夫と双方の両親ぐらいとし、親戚や友人、知人の間柄の人は、お七夜後、できれば退院して自宅に落ち着いたと思えるころを見はからって伺います。ただし、出産後一か月以内に訪ねるようにします。
 すぐにもお祝いの気持ちを伝えたい場合は、祝電や電話で、お姑さんか、ご主人にとりあえずお祝いをのべましょう。また、病院の受付けに花束(匂いの強い花は避ける)を届けるのもよいでしょう。

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 出産の知らせを受けたらすぐ駆けつけますが、このときには「出産見舞い」として、花束などを持参するとよいでしょう。
 きちんとした出産祝いは、退院後になります。贈る品は、特有のしきたりがある地方や家を別にして、一般には、若夫婦の希望も入れたうえで、比較的費用のかさむ育児用品を贈るのが最近の傾向です。たとえば、ベビーダンス、ベビーベッド、ベビー用寝具類、乳母車などが代表的なものです。また、それらとともに、特に夫の実家の方からは、産婦用の祝いの品として、オーデコロンなどの化粧品、ガウン、赤ちゃんを連れて外出するときに用いる大型のバッグなどを贈るとよいでしょう。場合によっては、現金でもかまいません。この場合、生まれた子供の名儀で貯金通帳を作り、それに適当な金額を入れ、新しい印鑑を添えて贈るのもよいアイディアでしょう。
 昔は、妻の実家からは子供の祝い着ひとそろいを贈るしきたりの地方が多かったようです。里方の紋をつけた男児なら熨斗目広袖、女児なら友禅広袖で、これを宮参りに着せました。しかし最近では、宮参りをしない人もふえており、婚家がそれほどしきたりを重んじる家でなければ、さはどこれにこだわることもないでしょう。
 その他の身内からの出産祝いの品は、出産通知が来てから贈りますが、できるだけ本人たちの希望を尋ねてから品物を選んだ方が重複がなくて喜ばれます。また、兄弟姉妹がある場合は、全員で高価な品を贈るというのも方法です。
 自宅を訪問するときは、なるべく陽のあるうちに訪問し、玄関でお祝いをのべ、祝い品を渡して辞去するのがエチケットです。すすめられて部屋に通された場合でも、長居しないで、産婦に簡単なお祝いの言葉をのべて引き上げます。
 祝いの品は、同じ品が重ならないよう気をつけなければなりません。親しい間柄なら直接希望の品を尋ねるのがよく、それ以外の人は、一〜二歳児用のものや、紙おむつ、ガーゼハンカチ、肌着、よだれかけなど数を多く必要とする、実用的なものを贈るとよろこばれるでしょう。
 これらの品を贈るときは、水引きは紅白で蝶結びにします。ただし、大きな品物で、のし紙がかけられないような場合であれば、まず目録を届けます。いずれにしても表書きは「御祝」とします。
 誕生の内祝いは、出産を知らせるしるしとして知らせるべき範囲の人に贈るしきたりでした。しかし、現在では、出産祝いを贈ってくれた人たちへのお返しとして贈るのが一般的になりました。
 贈る時期としては、お宮参りの前後ですがお祝いをいただいてから一か月以内を目安とします。
 贈る品としては、昔は、赤飯や鰹節、紅白のもちなどが用いられてきました。しかし、最近では、紅白の砂糖や石けん、タオルセット、ハンカチなどが一般的に使われているようです。
 本来、その意味からいえば、持参するのが礼儀ですが、贈る相手が多かったり、遠方であれば、新しく生まれた子供の名前を記してデパートから発送するか、または郵送すればよいでしょう。この場合は、別便で、お祝いのお礼と内祝を発送した旨を伝えることを忘れてはいけません。
 この礼状に赤ちゃんの写真などを添えるのも気がきいて喜ばれます。

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