披露宴の招待客の範囲と世話役の依頼

 招待客の人選にあたっては、たくさんの人を招待できればよいのですが、予算などの関係で、なかなかそうはいかないのが普通ですので、まず、新郎・新婦を中心に考え、ふたりが今、お世話になっていて、これからもお世話になるであろう人たちを筆頭に、次いでかつてお世話になった人というように決めてゆくとよいでしょう。たとえば恩師とか、そして、仲のよい友人、職場の先輩や同僚、それに親戚などから選ぶことになります。
 神前や仏前結婚の場合、挙式には近親者だけが出席し、披露宴には大勢の客を招きますが、教会の結婚式では、挙式の参列者のほうを多くし、披露宴には少数の人を招きます。
 招待客の人数は、人員の予定数に合わせて、新郎側と新婦側か同数になるようにしますが、どうしても、双方の交際範囲の広狭によって、多少の差が出るのはやむを得ません。それについては、双方でよく話しあって、お互いに納得しておかなければなりません。
 一般には男性側のほうが少し多くてもよいとされています。
 招待客の顔ぶれ、入数がきまってから招待状を出しますが、招待状の印刷は、できあがるまで、普通のもので十日間、新郎・新婦の家紋を入れると二週間から二十日間かかりますから、この日数を考えますと、おそくとも挙式の二か月前には注文したいものです。そして、先方には、式当日の一か月ぐらい前に届くようにします。

スポンサーリンク

 結婚式、披露宴では、当然のことながら、新郎、新婦が主役ですから、きちんとメーンテーブルに着席していなければなりません。
 そこで、諸事万端とりしきってくれる世話役や司会者、受付係、案内係、配車係、写真係などの人を頼まなければなりません。
 これらの人は、両家の大切なお客さまと接するのですから、失礼のないようにその責任を十分に果たしてくれる人を選びましょう。
 世話役は、式全体について采配をふるう役ですので、親族のうちから選ぶのが好ましいでしょう。なるべく、両家の内情を知っている人で世間にあかるい人、式場側との交渉も十分にできて、会計も安心してまかせられるような人に依頼します。
 なお、世話役の下で、お金の支払い、ご祝儀、チップを渡すことなどをする会計係を両家から一人ずつ選ぶのもよいでしょう。
 もっとも人選に心を配らなければならないのが、司会者です。司会者は、全体の指揮をとり、披露宴会場のムードをまとめる役です。ですから、条件としては、新郎、新婦の双方、または一方と親しくおつきあいをしている人でテーブルスピーチの経験もあり、人前に立ってもあがらない人、話術が巧みで、機智に富み、ユーモアを解す上品で明るい印象を与える人がよいでしょう。そして、一度でも、その種の司会をしたことのある人なら、申し分がないということになります。
 また、最近では、新郎側から男性を、新婦側から女性を選び、二人がペアで司会をするというような例もあるようです。司会をペアですると時間的にも余裕ができて、スムーズに進行します。
 受付係は、式場で参列者が最初に接する人ですから、なるべく出席者の顔ぶれにくわしい人で、よい印象を与える人を両家から選びます。人数は、少なくともふたりは必要で、できれば、若い女性を加えて華やかな雰囲気をかもし出すようにしたいものです。
 式場にも自動車係はいますが、とくに、その披露宴の招待客だけにかかりっきりというわけにはいきませんから、やはり、両家から一人ずっ配車係を出し、駐車場の案内や、お開きのときのタクシーの確保などにあたってもらいます。
 案内係は披露宴の時間がせまって招待客が混雑するようなときに、てきぱきと控室なり、会場などへ案内し、招待客の流れをスムーズにする案内役には、弟妹や友人など気心のしれた人に依頼するのがよいでしょう。
 写真係はカメラに慣れた人を選びますが、失敗を防ぐためにふたり以上準備し、大切な場面は複数で撮影します。
 ビデオ撮りについては、式場側にも用意されているようですが、知人に依頼する場合は、ビデオカメラの扱いに慣れた人にお願いします。
 世話をしていただく人たちへの依頼は、挙式の一か月前、おそくとも十日ぐらい前までにはするようにします。そして、前もって打ち合わせをしておくことが大切です。
 司会者や受付係、写真係など、式の当日世話になった人たちへも心をこめたお礼を忘れてはいけません。はなやかな挙式の裏かたとして世話をお願いした人々です。現金でお礼してもかまいませんが、友人や知人、親せきなどは、好意でしてくれたことですから、あとあと残るような品物もよいでしょう。

冠婚葬祭
結婚と法律の関係/ 結婚するには制約が必要か/ 再婚するには一定の期間が必要/ 結婚は見合いか恋愛か/ 国際結婚をするには/ 夫婦でも財産を別々に分けられるか/ 縁談は誰にどのようにして頼むか/ 縁談を依頼された時は/ 見合い写真で注意することは/ 仲人の役割/ 見合いの日時、場所の決め方/ 見合い費用の負担/ 見合いの進め方/ 交際の求め方と断り方/ 交際後に求婚するときと結婚を断るとき/ 結納とは/ 結納の品にはどのようなものがあるか/ 結納金はどの程度か/ 使者を出す場合の結納品の納め方/ 仲人宅の場合の結納品の納め方/ 結納の日の服装と結納後の供応/ 婚約披露パーティーの仕方/ 婚約期間中のマナー/ 結婚式の経費のたて方と式場の選び方/ 披露宴の招待客の範囲と世話役の依頼/ 結婚祝いの選び方/ 嫁入り道具の選び方/ 挙式前の心得/ 結婚式での装いは/ 神前結婚式の挙げ方/ 仏前結婚式の挙げ方/ 教会結婚式の挙げ方/ 自宅結婚式の挙げ方/ 人前結婚式の挙げ方/ 結婚式後と披露宴/ 披露宴の受付でのマナー/ 結婚披露宴の招待客の装い/ 出席できなくなったときと祝儀の贈り方/ 結婚披露宴の演出と司会者の心得/ 結婚の法律上の手続きは/ 結婚後の挨拶回り/

        copyrght(c).冠婚葬祭専科.all rights reserved

スポンサーリンク