見合いの日時、場所の決め方

 見合いと決りましたらば、善は急げと申しますように、あまり間を置かないように、チャンスを作ることが大切です。
 見合いの日取りは、双方の都合のよい日を選んで決めますが、昔から、暦の上で吉日を選ぶ習慣がありますので、一応調べる必要がありましょう。現代人の感覚からは、暦の上の吉凶など、あまり関心を特たない人も多いのですが、年配の方に限らず、両親や親戚の人の中には、縁起を担ぐ方もいると思いますので、念頭に入れて日取りを決めておいた方が無難です。
 しかし周囲にそのような迷信を気にする人がいない場合は、無視して双方都合のよい日を選べばよいわけです。

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 見合いの時間は、なるべく昼間に行い夜間は避けた方が無難です。仕事の都合で、ウィークデーを選んだ場合は夕刻から夜分になることもやむを得ませんが、照明の具合などで、夜は実際と違った印象を相手に与える場合があります。できれば日曜日や祭日などを使って昼食を共にするか、午後二時頃からお茶を頂くなど、大体二時間位で見合いが終るようにするのがよろしいでしょう。
 落ちついてゆっくり話し合える所を選ぶことが大切です。
 近ごろでは、ホテルのロビーやレストランなどで行われるようになりましたが、場所が分り易く、双方の交通の便のよい所を考慮しなければなりません。
 また、結婚式場を持っているホテル、会館では、見合室の用意のある所もありますので利用するのもよいでしょう。
 以前は、お芝居見物を兼ねて劇場での見合いも多かったようですが、不慣れな場所、デラックスな場所というのは気後れしたりして、肝心の話し合いが十分に行われないのでは何にもなりません。
 見合いは、テーブルマナーが気になる食事より、できることなら簡単なお茶やお菓子などで、ゆっくり話し合える場所を選ぶのがコツと思います。そういう点では、紹介者の自宅で、若いふたりが和やかにくつろげる雰囲気を作るのもよろしいのではないでしょうか。
 お互いの話し合いは勿論大切ですが、付添のある場合は、付添人どうしも好意を感じ合うように、仲人は話題などに気を配らなければなりません。
 また、頃合いを見てふたりだけにしてあげることも必要です。散歩道など考えておくのもよいでしょう。
 見合いというのは、まったく未知である二人がこれから夫婦となって、一生苦楽を共にしてゆくことができるかどうかお互いがよく相手を知るためのものですから、清楚なセンスの良い装いをしたいものです。
 一般的には男性の場合は、スポーツウェアをさけ背広を着るとよいでしょう。普段の背広でさしつかえありませんが、よくプレスして、ワイシャツ、靴下、ハンカチなどは清潔なものを用い、さっぱりした服装をするようにしたいものです。頭髪にもクシをあてておきたいものです。男性は端正をモットーとしてください。
 女性の場合は、和服でも洋服でも自分によく似合ったものを選びます。和服の場合は、少々古風な感じも致しますが、せいぜい訪問着か付け下げぐらいが限度で、場所によっては小紋でも紬でもよいでしょう。豪華な振袖などを着るとかえって仰仰しく相手から虚栄心の強い女性と誤解されることにもなりかねません。洋服の場合は、アフタヌーンドレスやスーツ、それに準ずる明るい色のドレスがふさわしく、普段、着なれないものより、いく度か着て自分によく似合うと思うものを選ぶようにするとよいでしょう。
 化粧もほどほどに、素顔に近い美しさを見せるように心がけ、アクセサリーなどもけばけばしいものは避けたほうが無難です。ただ、髪だけは前日に手入れをきちんとしたいものです。えり足、爪の手入れなど、なにげないところも男性は、案外、細かく見ているものです。向かい合って座った時など相手の手の動きは目につくものです。マニキュアも控え目にした方が感じがよいでしょう。
 どんな形式で、どんな場所で見合いをするにしても、こうでなければならないということはありませんが、服装にはTPOという約束ごとがありますので時と場所と目的とに合わせ常識的にかつ個性的な装いをしましょう。第一印象というものは非常に大切ですから、自分のよさを十二分に発揮できるような心づかいが必要です。また、当事者双方の服装は調和がとれていなければなりません。相手がなにを着てくるかわかりませんから、双方が仲人に相談し指示をうけるのがよいでしょう。
 付添いの心得として、何よりも大切なことは、見合いの本人より目立つ服装をしないということです。特に女性の付添いの方は、比較的地味で、さりげない服装をするように心がけるべきです。
 仲人の服装についても、付添いの場合と同じことがいえます。仲人や付添いにとって、なにより大切なことは見合いの主役は当事者である男女ふたりであって、自分達はあくまで脇役であるという自覚をもつことだといえます。ただし、あまり意識し過ぎるとマイナスになります。
 だれが付添うかは、そのときの事情にもよりますが、あまり多人数にならないようにします。昔の結婚は家と家との結びつきでしたから、見合いの席には両親、おじ、おばまで付き添いました。今は、当人の意志が主体ですから付添は一名、女子には父親、男子には母親という組合わせが無難とされています。人生経験を積んだ大人の目で相手を観察し本人のよい相談相手となるのが付添い人の役割です。また、女子の場合は、本人が見劣りするような美人の姉や、若いおばの付添いはやめるのが常識でしょう。最近では本人だけの見合も多くなっています。

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