見合い写真で注意することは

 見合い写真は、縁談を依頼するにあたって欠かせないものです。写真館で撮ったきちんとしたお見合い写真だけでなく、生き生きとした日常姿のスナップ写真を、何枚か組み合わせるとよいでしょう。そして、未知の人に自分の印象を決定づける大切なものですから、自分らしさや自分のよさがよく表われているものを、慎重に選んでください。
 写真館で写した振袖や訪問着姿のとりすました写真は、修正もほどこされ、当人の本当の感じが表現されていない場合が多いので、素人の撮ったスナップ写真のほうが、かえって喜ばれることもあります。たとえば、スポーツの得意な人はプレーをしている場面。旅行の好きな人は、旅先でのスナップ写真、動物好きな人は愛犬と戯れている場面などを添えると相手に好感を与えるものです。この場合、一枚が和服ならもう一枚は洋服、一枚が全身ならもう一枚は上半身というように組み合わせるのも、一案でしょう。
 見合い写真は本人一人写っているものがよいと思われがちですが、家族との団らんや家族旅行のスナップなどを添えますと、家庭のムードが伝わり、家族も同時に紹介できてかえってよい場合もあります。ただし、本人が見劣りするようなものは避けるべきでしょう。
 男性の場合にも同様に、写真館で背広姿などで写した正式なものに、リラックスしたにこやかなスナップ写真などを一、二枚添えるようにします。

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 写真館で正式な見合い写真を撮るということになると、どうしても緊張して、なかなかよい表情の写真ができ上がらないものです。濃い化粧や奇抜な髪型はさけ、普段とあまりかわらない若々しい清潔感を強調するのがポイントです。つくりすぎると逆にいやみな感じになってしまいますので、気をつけましょう。
 かっては、訪問着か振り袖の人が圧倒的でしたが、なにもきものでなければならないという決まりはありません。
 今の若い人は、一般に背も高く、プロポーションのよい人が多いのですから、着なれない振り袖姿のかたくなった写真より、着なれた洋服姿の方がずっと自然で好ましいように思われます。きちんとしたスーツやアフタヌーンドレスは、和服でいえば訪問着か小紋にあたりますが、あまり捉われず本人が気に入っている装いの中からややドレッシーで清楚な顔映りのよい似合うものを選ぶことです。
 また、わざわざ見合い用ということではなく、卒業式や成人式、お正月、友人の結婚式など、正装をしたときに写真を撮っておくこともよいでしょう。よい記念になります。
 最近は見合い写真もほとんどカラーですが、モノクロもそれなりの雰囲気が出てよいものです。カラーかモノクロかということにこだわるよりも、なるべく最近の写真を渡すことが大事です。一度撮った見合い写真が通用するのは、せいぜい二年三年で、新しければ新しいものにこしたことはありません。
 紹介者に預ける見合い写真には、裏に必ず住所、氏名や年月日などを書いておくことが必要です。紹介者が依頼者の顔と名前を忘れることはないでしょうが、先方にはいろいろな見合い写真が集まっていることもあり、書類と写真がバラバラになって、だれがだれだかわからなくなっては困りますから、迷惑をかけないためにも記名をしておきましょう。
 幸福な結婚生活には、健康は絶対必要な条件です。健全な心身で新生活の出発をするためにも、結婚前には必ず健康診断を受け、健康診断書をとって、互いに交換し合うようにします。
 結婚前の健康診断書の交換は、結婚する相手方に対する誠意でもあり、また、結婚後の互いの健康管理のうえからも、ぜひ必要な準備です。
 健康診断書の交換は結納時に行うのが一般的ですが、縁談があった時に、最初から用意して渡せば、より一層相手側に誠意を示すことになりましょう。
 健康診断は、市区町村の保健所や公私立の医療機関に申し出れば検査の上、診断書を交付してくれます。
 身長、体重をはじめ全身所見・結核の有無を検査する胸部X線検査・性病予防のための血液検査・検尿・血圧測定・血沈・奇形の有無・視力測定
 などについて検査をするのが普通です。
 異状があればさらに精密検査をして、治療を受け、早く治しておくことです。
 また、肉体の病気以上に重大なのは精神の病気で、もし結婚相手やその家族に疑問があれば、素人判断をせず専門家に相談することが必要です。

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