縁談は誰にどのようにして頼むか

 最近では、結婚といえば、恋愛結婚が主流となっているようです。これは、特に女性が職場や各種のサークルなどへ積極的に参加するなど交際の機会や場が増えてきていることからだといえましょう。しかしながら、その人の置かれた環境や、持って生まれた性格などから、なかなか恋愛の機会がつかみにくいという人も少なくありません。
 こうした人のために、日本には昔からの風習として、見合いというものが残されております。見合いというと古くさいといわれそうですが広い範囲から相手が探せること、相手の身元や家庭の事情、学歴や職業、相手の体格や社会的地位などが、事前に分かること、また、仲人にとっては、双方の事情がよくわかることから、最もふさわしいカップルを考えてもらえるなど、一対一のつき合いから生まれた恋愛よりも適切な相手にめぐり合えるという利点もあるようです。

スポンサーリンク

 縁談は、その人の生涯の伴侶となる人を求めるために依頼するものですから、誰に頼んでもよいというものではありません。身近な親せき、学校の恩師、先輩、職場の上役や同僚、取引先、各種サークルのリーダーなど、人生経験が豊かで、本人をよく知っていて、誠実で信頼のおける人で、こちらの事情や考え方などを十分に理解していただける人に依頼するのがよいでしょう。
 縁談を依頼するに当たっては、面倒で、しかも責任のあることをお願いするのですから充分に意を尽くし、礼を尽くすことが肝要です。訪問する場合には、あらかじめ先方の都合を間いてから、先方の都合のいい時間に合わせるようにし、突然訪問して相手に迷惑を掛けることのないように心掛けることが大切です。遠方の場合には手紙で依頼することも多いかと思いますが、必ず封書で、文章も文字も丁寧に、書くようにします。
 依頼に行くときは、写真、履歴書、身上書などをきちんと用意しておき、縁談を引き受けていただけるようであれば、それらを預けるようにし、無理に置いてくるようなことは、先方に迷惑を掛けることになりますので注意しなければなりません。
 縁談を依頼するには、結婚に対しての自分の考え方、将来における生活設計など、できるだけ詳しく伝えておくことが必要です。また、写真、履歴書、身上書などのほかに、こちらの希望する条件をきちんと文書で示すようにしておくとよいでしょう。
不利な点も話しておけば見合いがすんでから、背が低いからとか、眼鏡を掛けているからとか、相手方の不満が出ることも少なく、縁談をすすめていただいた方にも失礼がなくなるでしょう。あまり高望みをするのは慎しむことです。
 縁談を依頼したら、時々電話をするなり訪問するなりして、先方の様子を伺い、依頼に熱意のあるところを示します。そうかといって、まだか、まだかと催促をするのは、かえって先方の気分を悪くするので、それとなく、伺うようにするのが大切です。
 頼みっぱなしでそのままにしておくのは、他にいい話があったのかと思われたり、いい加減な話だったのかと思われることになります。
 なお、縁談を受ける時、なるべく多くの異性に会って、ふさわしい人を選びたいという熱意はよいのですが、縁談が起るたびに、安易に見合いを受けるというような事は慎しみたいものです。縁談に対する心構えができていないと、せっかくのよい機会も逃してしまうことがあります。
 また、一度受けると返事した見合いを断るには、できるだけ関係者の感情を傷つけぬよう配慮し、仲介者には丁重なおわびをしておくことが必要でしょう。
 縁談がもちこまれたら、自分と将来をともにするにふさわしい人かどうか検討します。
 わからないことがあるときは、仲介者に質問します。一度会ってみたい相手だったら、その旨を伝え、手はずをととのえてもらいましょう。
 希望とかけ離れている場合は無理して話を進めてもらう必要はありません。仲介者や親が気がねして、気のすすまないお見合いに出かけるのはかえって周囲に迷惑をかけることになりますし、なにより相手に失礼です。
 断るときは書類を返し、その理由をはっきり仲介者に伝えます。そうしておけば、仲介者も本人の結婚観や希望がより明確にわかり、次の紹介に役立ちます。
 この場合、仲介者の好意に感謝し、失礼にならないように心がけなければならないことは言うまでもありません。

冠婚葬祭
結婚と法律の関係/ 結婚するには制約が必要か/ 再婚するには一定の期間が必要/ 結婚は見合いか恋愛か/ 国際結婚をするには/ 夫婦でも財産を別々に分けられるか/ 縁談は誰にどのようにして頼むか/ 縁談を依頼された時は/ 見合い写真で注意することは/ 仲人の役割/ 見合いの日時、場所の決め方/ 見合い費用の負担/ 見合いの進め方/ 交際の求め方と断り方/ 交際後に求婚するときと結婚を断るとき/ 結納とは/ 結納の品にはどのようなものがあるか/ 結納金はどの程度か/ 使者を出す場合の結納品の納め方/ 仲人宅の場合の結納品の納め方/ 結納の日の服装と結納後の供応/ 婚約披露パーティーの仕方/ 婚約期間中のマナー/ 結婚式の経費のたて方と式場の選び方/ 披露宴の招待客の範囲と世話役の依頼/ 結婚祝いの選び方/ 嫁入り道具の選び方/ 挙式前の心得/ 結婚式での装いは/ 神前結婚式の挙げ方/ 仏前結婚式の挙げ方/ 教会結婚式の挙げ方/ 自宅結婚式の挙げ方/ 人前結婚式の挙げ方/ 結婚式後と披露宴/ 披露宴の受付でのマナー/ 結婚披露宴の招待客の装い/ 出席できなくなったときと祝儀の贈り方/ 結婚披露宴の演出と司会者の心得/ 結婚の法律上の手続きは/ 結婚後の挨拶回り/

        copyrght(c).冠婚葬祭専科.all rights reserved

スポンサーリンク