冠婚葬祭

冠婚葬祭には生まれてから死ぬまでの間に通過する儀礼や、日々の暮らしの中で迎える祝い事や諸行事があります。冠婚葬祭のマナー、儀礼やしきたりの源流には、日本古来の風習や宗教の影響、各土地に伝わる習俗など民俗的な背景がありますが、時代の流れの中で意義や形式を変化させながら現在まで連綿と受け継がれています。このサイトは知っているようで、なかなか難しい冠婚葬祭のマナーやしきたりを説明しています。

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 冠

冠婚葬祭の冠とは、元服の儀式を髪で結い、皇族と公家の男子が初めて頭に冠を、武家は烏帽子をつけた「加冠の儀」に由来する。加冠の儀は今でいう成人式にあたります。出産、命名、初節句、お宮参り、七五三、入学・卒業式など、人生の節目に訪れる祝い事、通過儀式が「冠」である。また、昇進・栄転の祝い、長寿の祝い、家の新築祝いなども、人生の中で経験するお祝ごととして「冠」に含まれる。人生のめでたい祝いの行事全般をさすと考えればよいでしょう。

 婚

冠婚葬祭の婚はいうまでもなく婚礼、結婚のことです。両家が親しく結ばれる縁を喜び、新郎新婦の新しい門出を心から祝福する儀式です。

 葬

冠婚葬祭の葬は葬儀式、葬式などの弔事、法要をさすもので、故人の逝去慎み冥福を祈る儀式のことです。

 祭

冠婚葬祭の祭は祖先祭祀に由来するものですが、具体的には、正月に始り大晦日で終わる年中行事のことをいいます。日本に田舎や古来から伝わる神事や、中国など外国から渡来した行事があります。季節の変わり目に行なうものが多く、日本人の生活にとけ込んでいます。節分や節句、七夕、五穀豊穣を感謝する祭り、また父の日や母の日も「祭」に含んで良いです。

このように冠婚葬祭は、さまざまな儀式や行事を4つに分類したものですが、社会生活の常識や約束ごと・しきたりとして堅苦しくとらえられることが多い。冠婚葬祭に関わる場面に出くわした時など、しきたりを知らないと恥じをかくと危惧する場合もあるかもしれません。確かに、しきたりの中には行動の自由を奪い、家計的にも窮屈な思いをさせるものもあるでしょう。しかし、ただ窮屈な思いをさせるだけで無意味なものが古代から現在まで続けられてきたとは思えず、冠婚葬祭のしきたりには、それが受け継がれている意味があるはずです。一つには、社会を構成する各人が共通の行動様式を守ることによって円滑に社会の生活を送れるようにするという意味があります。幸せを祝うには、どのようにしたら相手に気持ちが伝わるのか。不幸に出くわしたら、どのように振る舞ったら慰めることができるのか。さまざまな場面で、どういった行動をとるべきかを教えてくれるのが冠婚葬祭のしきたりです。それは、長い年月を積み重ねてられてきた知恵の結晶です。人々の生活様式が変化したり、価値観が変わったりすれは、冠婚葬祭のしきたりも、それに応じて変化していくものです。意味を持たなくなったしきたりは、やがて消えていくでしょうし、逆に必要なものは新たに加わってくるはずです。こうした面は、冠婚葬祭のしきたりの消極的な効果ですが、もう一方には、積極的に人生を豊かにする効用もあります。たとえば、人生の要所要所でけじめをつけて、将来に向かってより良く生きていうことを決心する機会を与えたり、日々の生活の中で過去を反省し力強く未来へ進むための活力を与える意味もあります。さらに、嬉しい時には周囲の人々と喜びを分かち合う方法を教えてくれるものであり、悲しい時には取り乱すことなく悲しむ方法を教えてくれるものでもあります。生活様式やお金や価値観が変化しているだけでなく、人生が多様化して人々が共通の価値観を持てなくなってきている現代において、冠婚葬祭の積極的な活用面での役割が大きくなってくると思われます。
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